世界戦略車はアリ! 装備はシンプルがいい! 1台に「長く乗りたい派」が選ぶべき車種の条件とは

高年式モデルやシンプルな構造のモデルを選択するのが手!

 せっかく購入した愛車ならば長く乗りたいと思う人も少なくないだろう。しかし、なかには長く乗り続けたくても予期せぬトラブルや部品供給のストップといった要因で物理的に乗り続けることができなくなってしまうケースも珍しくない。

 もちろんお金に糸目をつけなければ何とでもなるだろうが、現実的な問題としてはいくら愛着があっても購入価格を大きく上まわるような投資はなかなか難しいというのもまた事実。

 では、1台のクルマを長く乗り続けたいと考えたときはどんなクルマをチョイスするのがよいのだろうか?

 まずはやはりできるだけ高年式のモデルを選びたいところ。クルマの部品はそのクルマが新車として販売されている間は、どんな部品であろうとも潤沢に供給されるもの。しかしそのクルマの販売が終了し、時間が経つにつれて需要の低い部品から供給がストップしていくのである。

 基本的には車検整備に必要となる重要保安部品はかなり後半まで製造されることが多いが、内装の細かいパーツなど、クルマが動くためにそこまで重要な部分に関しては思いのほか早く供給がストップするケースも珍しくない。

 また、補修部品の販売も自動車メーカーの大切なビジネスのひとつなので、人気のある車種、台数が売れた車種は比較的長く補修部品が供給されるケースが多い。

 それに台数が売れている人気車種であれば、中古部品も豊富に出まわっているから、万が一のときもリサイクルパーツを用いて安価で修理することもできるだろう。

 そのため、絶版車かつ不人気車を購入するよりは、現行型で人気のモデルを購入したほうが、購入後に長い年月乗ることができると言えるだろう。

 ただし、エンジンとモーターの両方を搭載しているハイブリッド車などは、当然ながら部品点数が純粋なガソリンエンジン車よりも多くなるため、万が一のトラブルの際に必要な部品も多くなる可能性がある。

 また先進安全装備もカメラやレーダー、センサー類が多く使われているため、それらがいつまで供給されるのかは不透明と言わざるを得ない。そういった点を考えると、できるだけシンプルな構造のモデルを狙うというのもひとつの手段と言えるだろう。

 ほかにも日本国外の幅広い国と地域に輸出をしている車両であれば、正規の部品供給は終了しても、現地で補修部品が独自に生産されているというケースもあるため、ワールドワイドに展開している車種というのもオススメだ。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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