このご時世に「MT」が選べる偉大さ! 11代目シビックは上質さが大幅進化 (2/3ページ)

よりユーザーに寄り添う形となった使いやすい内装へ

インテリアも、デザイン要素が多くコクピット感覚の強い先代に対し、新型シビックは最新のフィットやヴェゼルに共通する水平基調のシンプル・上質かつ機能的なデザインへ大きく変化。

その一方で、ステアリングまわりを除くインパネ全面に横長のハニカムグリルが与えられ、エアコン吹出口が巧みに隠されているのは、新型シビックならではのポイントと言えるだろう。

また、9インチ液晶パネルのディスプイレイオーディオとともに、ホンダ独自のコネクテッド技術「ホンダコネクト」が全車に標準装備される見込みだ。

なお、新型シビックハッチバックの日本仕様には標準グレードの「LX」と上級グレードの「EX」が設定される見込みだが、インテリアの仕立ては大きく異なる。「LX」は黒を基調にグレーのアクセントが入れられており落ち着いた雰囲気だ。

一方で「EX」はパーフォレーション(穿孔)加工入りのスェードを用いたシートのメイン生地をはじめ、ステアリングのステッチやドアトリム加飾のイルミネーションを赤としたスポーティな仕様だ。

シートも、骨盤から腰椎までを樹脂製マットで支える面支持構造フレームを、フィットとヴェゼルに続いて採用したのは両グレード共通だが、「LX」は先代と同様のショルダー部をカットした細身のフォルムなのに対し、「EX」は背もたれのサイドサポートが肩まわりまで張り出した形状を採用。メーターも、「LX」は7インチ液晶パネルを左側に配置したデジタル/アナログ併用式。

「EX」は10.2インチ液晶パネルを用いたフルデジタル式となっている。

また、シビックとしては初となるBOSE製12スピーカーオーディオ「センターポイント」が「EX」に設定されるのも要注目だろう。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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ホンダS2000(2003年式)
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