昭和オヤジ感涙! ランボルギーニ公認「スーパーカー消しゴム」が衝撃の完成度だった

1/100の精密モデルといえるほど細部までこだわって再現している

 スーパーカー=V12気筒のミッドシップという図式を作り上げた、ランボルギーニ・ミウラSVの誕生から50年を迎えた今年、京商からランボルギーニ公認のスーパーカー消しゴムが発売されて話題となった。

 製品化されたのは、イオタ、ミウラP400SV、カウンタックLP400S、カウンタック25thアニバーサリー、ウラッコP250Sの5台で、カラーはレッド、イエロー、グリーン、ホワイトの4色がそろっている。

 1970年代のスーパーカーブームのころに流行った、スーパーカー消しゴムは、スケール感はアバウトで、消しゴムとしてもほとんど機能は期待できないゴム製ミニカーというべきシロモノだった。

 それに対し、京商のランボルギーニ公認スーパーカー消しゴムは、1/100の精密モデルといえるほど、細部までこだわって再現されている。

 その分、価格もスーパーで、イオタを除く4個セットが3520円(税込)。イオタのみ単品で880円(税込)という設定。

 70年代のスーパーカー消しゴムは、ガチャガチャ(カプセルトイ)で1回20円が標準だったことを考えると、その価格差は44倍!

 かつてのスーパーカー少年もアラフィフのオジサンなので、大人買いできるとはいえ、一台880円だとトミカプレミアムのイオタSVRとちょうど同じ値段!

 そう考えると京商の超精密スーパーカー消しゴムで、第二次スーパーカー消しゴムブームが起きるかどうかは微妙なところ……。

 チープなものには、チープなものの魅力があるので、高価な精密消しゴムが、ミニカーやプラモデルのような需要があるかは(?)だが、もしランボルギーニ公認に続いて、フェラーリ公認、ポルシェ公認、ランチャ公認、etc. とライバル車種が追加されれば話は別。

 お気に入りの車種がずらりとそろうと、コレクター魂に火が点く可能性はある。

 いずれにせよ、三つ子の魂百までというが、スーパーカーブームの真っただ中で育ったオジサンたちには、50年経ったいまでも『スーパーカー』の六文字はキラーワード。

 新しいグッズが出ると、ついつい財布がゆるむのは、あのころの刷り込み効果によるものだろう。

 そして、子供のころ買い集めたスーパーカー消しゴムを、いつの間にか親に捨てられてしまったという過去を持つ人は、超精密スーパーカー消しゴムのシリーズ化を熱望しているかもしれない!?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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