バスマニア歓喜! ついに都バスへと配備された三菱ふそう「エアロスター」の中身とは (2/2ページ)

これぞ新車! 新型の楽しさを全身で堪能

 実際車内に乗車すると、“新車の香り”が車内に充満しており、バス愛好家の端くれである筆者はしばし癒されてしまった。中扉付近は完全な車いすスペースとなっており、折り畳みシートの設定もないため、混雑すると車椅子利用の人が乗車していなかったので、そこに立つひとが目立っていた。中扉から後ろのシートレイアウトは、最後部を除くと両側4列ずつとなり、運転席側の前より2列が1名のみ座ることができるシングルタイプとなり、ほかはドア側も含め2名乗車用となっている。

 最後部はセンター部分が座れないようになっており、左右で大人なら2名が座ることが可能となっていた。都営バス以外の事業者のバスに乗車した時最後列の席に座る際、センター部分には座らないようにとの注意書きがあった。それによると、急停車した際にそこに座っていた人が急ブレーキの勢いで前方の通路に吹っ飛ばされてケガをしたので座らないようにして欲しいとのことだったので、都営バスの現行エアロスターでは物理的に座れないようにしているのかもしれない。

 降車ボタンはトップブランドとなるオージ製で、オージでは“メモリーチャイムの子ランプ”と降車ボタンを呼んでいるが、CUD(カラーユニバーサルデザイン)認証を取得した最新のものが装着されており、ボタンを押した時のチャイムもいままでとは異なるように感じた。

 またバス愛好家としてうれしいのは、扉側最前列の座席(通称オタシート)が設置されていた。いまは新型コロナウイルス感染防止のため使えないが、感染拡大が収束し、オタシートが解放された時には是非座ってみたいと思った。Jバス製となるいすゞエルガ及び日野ブルーリボンでは、一般的にはオタシートが用意されないので、とにかくオタシートがあるのはうれしい限りである。

 ひとりのメディア人としては、BEV(純電気自動車)車両など、ゼロエミッション車両の導入をもっと積極化させるべきだとは考えているが、ひとりのバス愛好家として、今回も最後部に座り、エンジン音を聞き、振動を感じて「やっぱり三菱ふそうだなあ」と感激している自分もいるという、自己矛盾と闘う日々が続いているのだが、今回の現行エアロスターの導入はとにかくうれしい限りである。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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