【動画】SUV専用設計タイヤの「ブリヂストン ALENZA」2本を藤島知子が全方位チェック!

プレミアムSUVの走りを昇華させる2本

 いま世界的にSUVが流行している。その範囲は幅広いものの、力強いエクステリア、高いアイポイント、総じて背が高いゆえの広い居住スペースやラゲッジスペースなどが人気の理由といえるだろう。

 ひと昔前は、SUVというと悪路を走行することを想定したアウトドアユースで選択するユーザーが多かった。だが前述した人気の理由ゆえ、いまどきのSUVユーザーはオンロードのみで使用ケースのほうが多く、またクルマ自体も、正直悪路走破を考慮していないようなモデルも多い。

 今回紹介するブリヂストンのアレンザは、そうしたオンロード走行のSUV専用設計タイヤである。

 まず従来製品のアレンザ001だが、こちらは運動性能を重視したモデルだ。SUVが多様化するいま、スポーツカー顔負けの動力性能を有するモデルも多い。ドライ、ウエット、両方のシーンでそうしたクルマの走行をしっかりと支えるタイヤとして開発された。

 また、SUVは比較的重量が重くなるため、燃費の面でも厳しくなる。それをタイヤ側で支えるため、転がり抵抗を下げ、低燃費性能を実現しているのだ。

 採用技術を一部紹介しよう。まずはチャンファリングと呼ばれるもので、ブロック端の角を丸めることで、ブレーキング時にエッジの巻き込み変形を抑制し、フラットな接地を実現する。さらにサイプの断面途中を3次元のM字型の切れ込みとすることで、ブレーキング時のブロックの倒れ込みを抑えることで、耐摩耗性を確保。また、マルチラウンド・ブロックは、リブ端部の角の丸めを最適化し、リブ中央の接地圧を高めることでウエットグリップをアップするものだ。

 2021年2月に新製品として新たに加わったアレンザLX100は、プレミアムSUVに向け、快適性、静粛性を高めたタイヤである。

 とくに静粛性には心血を注いでおり、進化したサイレントテクノロジーを採用して、新品時には従来製品のDUELER H/L850に比べて22%(※)の騒音エネルギーを低減している。また、トレッドパターンを工夫することで、60%摩耗時でも9%(※)の低減を実現しているのだ。

※詳細は以下リンク参照
https://tire.bridgestone.co.jp/alenza/lx100/

 さらに車高が高く、重心も自ずと高まるSUVであるが、サイドウォールのコンストラクションをSUV専用設計のチューニングとすることで、ふらつきを低減して安心感のある走りが楽しめる。

 今回は2本のアレンザを、ミドルクラスのプレミアムSUVであるレクサスNXに装着して走りを確認した。モータージャーナリストの藤島知子さんがお届けする。

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