世界初の機構を備えたGR Sportがスゴかった! 新型ランクルの日本仕様発表でグレードと価格も判明 (2/4ページ)

デジタル技術も加わってオフロードの走破性が大アップ

2)走行時のサポート機能

 ドライブモードのひとつとして、路面状況に応じて6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)を選択できるマルチテレインセレクトを装備。選択したモードごとに駆動力、サスペンション、ブレーキ油圧をオートで統合制御して走破性を確保する。ちなみにAUTOモードを選んでおけば、各種センサーの情報から路面状況を車両自身が推定して自動で駆動力を最適化するため、ドライバーがモード切り替えをする煩わしさから解放される。

 オフロード走行時にもデジタルデバイスが支援をしてくれる。前後左右4つのカメラでサポートするマルチテレインモニターは、車両周辺の路面状況の確認だけでなく、アンダーフロアビュー機能も内臓。さらに、車両を透過して後輪周辺をクローズアップする新ビューも追加(GXを除く全車にオプション)。タイヤ近辺の状況や障害物との距離の把握が可能になり、スタックや行き止まりからの脱出時に威力を発揮する。

3)パワートレイン

 パワートレインは3.5リッターV6ツインターボのガソリンエンジンと、3.3リッターV6ツインターボのディーゼルエンジンの2タイプを用意。

 それぞれのスペックは、前者が415馬力/650N・m、後者が309馬力/700N・mとなる。これにガソリンとディーゼルそれぞれのエンジン特性に最適化されたギヤ比の10速ATが組み合わされ、リズミカルで心地の良い走りと高速燃費の向上、発進加速、オフロード性能の向上を果たしている。


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