その発想、日本にはなかった! 海外のビックリ道路標識3つ (2/2ページ)

わざわざ赤信号での右左折禁止を警告する標識も!

●高速道路を人が”慌てて渡る”から注意

 アメリカのカリフォルニア州のフリーウエイ5号線。サンディエゴからメキシコ国境に近づく地域に、親子が手を取りあって慌てて渡る図柄を描いた標識がある。フリーウエイなのだから、クルマの走行速度は時速100キロを超えており、このあたりは交通量も多い。そこを親子連れが横断するから前方を注意しろ(?)というのだ。

 これは、メキシコからアメリカに不法入国しようとする人たちを示したものである。こうした行為は当然、夜間に多いため、ドライバーを最新の注意を払わなければならない。

●ノー・ターン・オン・レッド

 これもアメリカの道路標識だが、けっして珍しくなく、全米で頻繁に見ることができる。

 直訳すれば、「赤信号で交差点を曲がってはいけない」となる。日本人にとっては「なにをいまさら、当たり前のこと」と思うかもしれない。

 だが、見方を変えると、この標識がなければ「赤信号で交差点を曲がって良い」ということになる。これが、ニューヨークのマンハッタンなど一部の地域を除き、全米50州で採用されている交通ルールだ。

 アメリカで生活したり、何度か旅行でアメリカを訪れていれば、こうしたアメリカ独自の交通ルールをご存じの方もいると思うが、日本では一般的にはまだまだ知られていないのではないだろうか。

 ところ変われば交通ルールも若干変わり、そのため道路標識にも珍しいものがある。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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