「小さくなれば……」「MTがあれば……」実現したら本当に買うのか!  クルマ好きが言いがちな「無責任発言」4つ (2/2ページ)

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クルマの先進化に抗う声も!

無責任発言その2 「MT車があれば買うのに!」

 ATおよびCVTとDCTばかりとなってしまった今、マニュアルトランスミッションの車にも乗りたいというマニアの気持ちはよくわかる。筆者も、できることならAT車とは別にMT車も所有したいと思っている。

 マツダはこのあたりに積極的で、今なお確信をもってMT車のリリースを続けている。そんなマツダのように「本腰を入れてMT車も継続させる」ならいいのだが、マニアの声に押されて「じゃあ弊社もいっちょう、MTを一部の車種に追加しちゃおっかな!」などとイージーに考えてはいけない。

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マツダ3 MT車のシフトノブ画像はこちら

「言いはするけど、実際は買わない」というマニアも多く、万一MT車の導入を要望した全員が購入したとしても、そもそもの人数が激少であるため、商売としてはまったくペイしないからだ(そんなことは筆者に言われるまでもなく、メーカーやインポーターの方はよくご存じでしょうが)。

無責任発言その3 「液晶メーターのクルマは買う気になれん!」

 まぁ筆者もアナログ式のクラシカルなメーターはカッコいいから好きなのだが、現在のクルマがさまざまな付帯機能を持ってしまった以上、これはもうどうにもならんですよね。言ってもムダというやつです。

アナログ式メーターのイメージ画像はこちら

 液晶メーターに背を向けたまま往年のクルマに乗り続けるのもひとつの男道あるいは女道なので、それはそれでいいとは思う。だがひとつだけ確実に言えるのは、「液晶メーターにもすぐ慣れるもんですし、便利ですよ」ということだ。

無責任発言その4 「なんでS209を日本に入れないんだ!」

 これはカーマニアというかスバリスト限定の発言ではあるが、北米市場専用のSTI製コンプリートカーとして2019年に発売された「S209」を、なんで日本にも導入しないんじゃ! という無責任発言である。

 いや、これを「無責任発言」とするのは、ここまでカーマニア各位に塩対応をしてきた筆者としても不本意だ。これは無責任発言ではなく「妥当なクレーム」と言うべきだろう。

S209のフロントスタイリング画像はこちら

 ご存じのとおり、米国仕様WRX STI専用のEJ25エンジンに各種のチューニングを施し、IMPREZA 22Bをやや彷彿とさせるブリスターフェンダーなどを擁したS209は、買えるものならぜひ買いたい一台である。

 で、レギュラーモデルに関してはいろいろな制約やソロバン勘定もあるのだろうが、S209はしょせん209台だけの限定車なので、そのうち一部を日本にも入れるとか、もしくは209台ではなく409台ぐらい作って、日米で半分ずつデリバリーしてもバチは当たらないというか、企業経営の大勢に悪影響はないと思われるのだが……。

S209のリヤスタイリング画像はこちら

 スバルとしては、S209を日本に導入しない理由を「STIのブランドイメージを北米でも確立させるため」と述べており、それは、ここまで筆者自身が述べてきた「さまざまな経営判断」に基づいた決断なのだろうから、素人である筆者が口を出すべき問題ではない。

 だがそれにしても、入れてくれてもよかったのに……。

 まぁスバルとしては、「STIの北米でのブランドイメージを確たるものにしたい」というのは確かにあったのだろうが、それと同時に「日本でのスバル車のイメージを、S209みたいなコテコテの走り屋系ではなく、XVのコマーシャルみたいな“スタイリッシュな感じ”に変えたい。そのためには、むしろS209は邪魔である」と考えたのかもしれない――というのは単なる筆者の邪推ですが、S209は欲しかったな……(買うだけのカネがあったかどうかはさておき)。

名前:
伊達軍曹
肩書き:
自動車ライター
現在の愛車:
スバル・レヴォーグ STI Sport EX
趣味:
絵画制作
好きな有名人:
町田 康
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