トコロ変わればイメージも激変! 日本じゃ「陰キャ」気味でも海外でバカウケしているクルマとは (2/2ページ)

インドネシアではダイハツが人気を誇る!

 世界最大の自動車市場である中国に目を向けると、日産の中国戦略を下支えしているのがシルフィだ。日本では未発売となってしまったが、中国人にとってシルフィはアメリカでのシビックのような”定番中の定番”という安心感がある。

 総人口では中国に次ぐ第二位のインドでは、市場の過半数占めるスズキでは、バレーノの人気が高い。日本市場では商品性がマッチせずに早期の撤退となったが、インドでの(マルチ)スズキの知名度と価格のバランスからバレーノを支持する人が多い。

 また、人口2億6400万人で世界第4位のインドネシアでは、日本人の想像を超えるほどダイハツの人気が高い。

 きっかけは、2004年に導入した小型3列シート車のセニアだ。インドネシアでの日常生活を最優先して開発し爆発的に広がった。さらに、SUVではテリオスを導入するなどしてモデルラインアップを拡充していった。そして、2021年4月には、日本でも発売されているロッキーをインドネシアに導入すると発表。

 日本ではダイハツがトヨタ向けにOEM(相手先ブランド製造)しているライズが人気で、ロッキーはその陰に隠れたような存在になっているが、ダイハツ支持が大きいインドネシアでロッキー人気が一気に広がる可能性は十分にあるだろう。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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