WEB CARTOPでもおなじみのジャーナリスト「藤トモ」が本気で勝負! 【KYOJOドライバーの素顔】Vol.5 藤島知子選手 (2/2ページ)

「KYOJO CUP」はスキルアップに最適な条件が揃っている

 一方、女性ドライバーだけで争うことについても藤島選手は「VITA-01を使用したレースはいろんなサーキットで行われているんですけど、女性だけで争うのはKYOJO CUPだけですからね。ゴルフのように多くのプロスポーツが男性と女性で分かれているなか、レースでも女性だけのカテゴリーができたことはすごいと思います。今までは体力が違う、筋力が違うと言い訳できたけれど、KYOJO CUPは同じフィールドなのでそれが言えない。いろんな経歴のドライバーがいるなか、本当の意味でガチの勝負ができるので、貴重な機会になっています」と好評だ。

 さらに「KYOJO CUPでは発案者の関谷正徳さんが本気で女性のプロドライバーを育てようとしていて、金曜日のミーティングで安全にレースができるように走らせ方の講義が行われたり、オンラインでメンタルトレーニングの講義もあるのでスキルアップに最適だと思います」と藤島選手は語る。

 6月6日に富士で争われた開幕戦で11位に終わるほか、7月25日に開催された第2戦の鈴鹿では8位にとどまるなど、2021年は苦戦の展開が続いている藤島選手だが、「調子がいい時もあればドーンと沈む時もありますが、まだ表彰台に乗っていないので地道に表彰台を目指して取り組んでいきたいと思います」と語っているだけに、後半戦では藤島選手の活躍に注目したい。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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