レクサスの新時代幕開けを象徴する第1弾モデル! PHEVも初導入したレクサス新型NXの日本仕様を発表 (1/3ページ)

この記事をまとめると

◼︎新型NXは新世代のレクサスを象徴する第一弾モデル

◼︎レクサス初のPHEVを設定

◼︎新機能を数多く取り入れたほか、プラットフォームもレクサス独自に強化

これぞ新世代レクサスの象徴! 注目のPHEVも初導入

 今年の6月に世界初公開され、大きな話題となったレクサスNX。同モデルではじつに7年ぶりのフルモデルチェンジということもトピックだが、レクサスブランド初のPHEVを採用したことでも注目されていた。

 8月に北米仕様は公開されていたが、9月7日ついに日本仕様も初公開されたので、詳細をお届けする。

 今回発表した新型NXは、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新した次世代LEXUSの幕開けを象徴する第1弾モデルだ。

 パワートレインのラインアップは「2.5リッターNA」、「2.4リッターターボ」、「2.5リッター直4PHEV」「2.5リッター直4ハイブリッド」と言ったように、数種類のパワートレーンラインアップを揃えており、多くのユーザーが選びやすい体制を整えている。

 では、今回初採用の新型NXに採用されているPHEVシステムについて少し見ていこう。

 PHEVモデルには、高熱効率な2.5リッター直4エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。リチウムイオンバッテリーは高い総電力量18.1kWhを備えており、クラストップレベルのEV走行可能距離約90kmというスペックを実現している。

 走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード、AUTO EV/HVモード、HVモード、セルフチャージモード)から任意で選択が可能。HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。また、AUTO EV/HVモード選択時には、LEXUS初採用の「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」により、ナビで目的地を設定することで、駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じて自動的にEV走行とHV走行を切りかえることでエネルギー効率の良い走りを実現するという、最新のシステムも導入されている。

このシステムは、高速道路などでは自動的にHV走行への切りかえを行うなど、エネルギー効率の良い走りに寄与。加えてエアコン冷媒を利用した電池冷却システムや、低温時に作動する電池昇温システムにより、電費、燃費を向上させるようなシステムも組み込まれている。さらに、電池パックの搭載位置を車室外床下に設けており、広い室内空間の確保と車両の低重心化を実現している。

 なお、新型NXに設定される2.4リッターターボは新開発エンジンであり、パワフルかつ低燃費という理想的な走りを実現しているので、こちらも注目だ。

 ちなみに、新型NXに採用されている「GA-Kプラットフォーム」は、トヨタRAV4などと同じ物となっているのだが、カットモデルを見るとわかるように、形こそ同じでも板厚やスポットの数、補強を加えるなどしており、同じプラットフォームと言えど別物となっている。

 これは、レクサスが「クルマの素性を鍛える」というテーマに沿って開発されたシャーシで、日々走り込んだ結果の賜物だという。実際に、下山にあるテストコースでプロドライバーなどと徹底的に走り込み、トラアンドエラーを繰り返し、修正や補強などの足し引きをした結果生み出されたボディなのだ。

 数値で言うと、従来構造比約1.6kgの軽量化、またルーフセンターリインフォースメントに1470MPaの引っ張り強さを持つ冷間圧延鋼板を採用し、従来構造比約0.3kgの軽量化で、重心高低減を図り、操縦安定性の向上に寄与しているとのことだ。また、新開発のレーザーピニング溶接や、構造接着剤を採用。それらを適材適所に使用し、従来型に比べ約35%接着長を伸ばすことで接合強度を高めている。

 これにより、新世代のレクサスを担う第一弾「新型NX」に相応しい走りを実現している。

 ホイールベースは従来モデルより30mm、全幅は20mm拡大されているので、前後タイヤを225/60R18インチから235/50R20インチに大径化している。


新着情報