パンク時の修理にタイヤ貸出し! チェーン脱着サービスまで! クルマ乗りにとって「JAF」はどう考えてもお得だった (2/2ページ)

3年に1回パンクしたとしても十分に元が取れる

 JAFにパンクのレスキューを頼むと、なんとその場でパンク修理をしてくれて、スペアタイヤ未搭載車両や現場で応急修理が不可能な場合、状況に応じてタイヤ貸し出しのサービスまで受けられる(条件付き)。しかも会員なら無料!!

 タイヤに関するトラブルは、10年前に比べ30%以上も増加(セルフのガソリンスタンドが増え、空気圧などを点検する機会が減っているため)。

 年に一度、パンクするという人は稀だろうが、パンクで非会員がJAFを呼ぶと、救援費用は13,330円。3年に1回パンクしたとしても、年会費は十分元が取れる計算になる。

 その他、JAFならタイヤチェーンの着脱も会員なら無料で頼める(チェーンは自前で用意)。

 あまり知られていないが、1週間先までのロードサービスの日時予約も可能なので、冬を迎えるにあたり、覚えておくといいだろう。

 その他、自然災害に起因した事故・故障は、保険会社のロードサービスだと対象外だったり、雪道やぬかるみからの脱出もNGのケースがあるが、JAFなら救助対象で無料。

 その他、大きな違いとして、JAFは会員個人=人間に対するサービスなので、愛車以外の友人、家族、レンタカー、バイクでも、会員本人がそばにいれば、レスキューを頼める。

 それに対し、自動車保険はクルマにかける保険なので、登録しているクルマ以外だとサービスは受けられない。家族で共用している場合は、自動車保険にもメリットがあるが、JAFでも年間2000円/人で家族会員を追加できる。

 もうひとつ、JAFだと利用回数の制限がないのも特徴。

 あとは意外に忘れがちだが、「飲食店」や「カー用品店」 「ガソリンスタンド」など、全国約47,000カ所で会員優待サービスが使える施設があり、細かく拾うと意外にバカにできないものがある(例 ファミレスのロイヤルホスト:飲食代 5%割引)。

 というわけで、3~4年に一度JAFのお世話になるとしたら、年会費は決して損にはならない。

 個人的には、自動車保険のロードサービス+JAFという組み合わせがベストだと思う。

 自動車保険+JAFで「無料サービスの適用範囲拡大」(例 レッカーの無料牽引距離の延長)もあるし、自動車保険のロードサービスでカバーできない範囲もあるので、安心感が高まる。

 家族で複数人運転する場合は、一番運転する機会が多い人がJAF会員になり、その他の人は自動車保険で備えておくのがお得ではないだろうか。

 また高齢者や女性など、ひとりでパンク修理(タイヤ交換)ができないという人は、JAFに入っておくことをおすすめしたい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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