ランクル5年にGクラス2年! 発売から3年経つジムニーもいまだ1年! 人気車を襲う「凄まじい納期遅延」が解消されない事情 (2/2ページ)

感染拡大している欧州ではさらに悪化する可能性も!

 このほかハリアーも販売店では「納期は8〜9カ月」としており、全般的にSUVは人気が高いために納期も延びている。

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「生産が間に合わないなら増産すれば良いだろう」と思うが、一度生産規模を増やすとその後も同じ生産ペースを保つ必要が生じる。そうしないと余剰な生産設備を持つことになってしまう。そこを考えると、各社とも増産に踏み切れない。

 しかし、今は新車需要の約80%が乗り替えに基づくから、納期が遅れると新車の納車前に愛車が車検期間を満了する。改めて車検を取って納車まで乗り続けるようなムダも生じるから、納期の遅延はユーザーに経済的な負担も含めて大きな迷惑を掛けてしまう。納期の短縮には力を注ぐべきだ。

 そして輸入車では、さらに納期の遅延が深刻化している。海外では新型コロナウイルスの感染者数が再び増加しており、ドイツは2021年11月に入って1日当たりの感染者数が3万人を超えたと発表した。人命にかかわる緊急事態だから、クルマの納期が延びても仕方ない。

 たとえばフォルクスワーゲン・ゴルフは、新型にフルモデルチェンジされたこともあり、販売店では「納期が8カ月近くに遅延している。ワゴンであるヴァリアントも含めて、11月に注文をいただいても納車できるのは2022年の6月頃になりそう。それでも納期を約束できない」と述べている。

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 メルセデスベンツGクラスも、販売店によると「納期はディーゼルが約2年、ガソリンは1年半」だという。

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 理由を尋ねると「新型コロナウイルスというより、受注台数に対して供給量の少ないことが原因」とのこと。つまり、ランドクルーザーと同様の理由だ。納期遅延の背景にも、さまざまな事情がある。

名前:
渡辺陽一郎
肩書き:
カーライフ・ジャーナリスト/2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
現在の愛車:
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味:
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人:
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