普通のクルマは4~6年でモデルチェンジなのに10年以上もザラ! スポーツカーが長寿にならざるを得ないワケ (2/2ページ)

メーカーの技術力やブランド力を象徴する存在

 また、スポーツカーは今も昔も自動車メーカーの技術力やブランド力を象徴する存在であるということも大きいだろう。開発にはメーカーの威信をかけて時間もお金もたっぷり注ぎ込まれるので、数年でモデルチェンジの必要に迫られるほど簡単に色あせることはないのだ。場合によっては専用の工場を設けることもあるし、そこまで行かずとも特殊な生産ラインで熟練工の作業を必要とするケースも多いので、おのずとモデルライフは長くなる。

 うがった見方をすれば、開発に手間やコストをたっぷりかけた分、長く売らざるを得ないという事情も大きい。話題性や注目度が高くても販売台数は決して多くを望めないし、他車と共用できる部分も少ないので、なるべく長く売って元を取るしかないクルマであることも事実だ。

 スポーツカーとは逆に、世界的大人気のSUVはスタイリング面で流行に左右されやすい部分があるし、電気自動車などのエコカーは性能面が日進月歩なので、100年に1度の変革期といわれる今はなおさらその傾向が強まるはず。それらはわずか数年で見た目や性能が色褪せてしまう可能性が高いといえる。

 将来的に純ガソリンエンジンを搭載するクルマは新車で販売されなくなる見込みとなった今、パワートレインの性能や味わいが特に重視されるスポーツカーはますます入魂開発の度合いが進み、いつまでも色褪せないばかりか、年々その魅力を増していくことになるだろう。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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