基本メリットしかない! クルマのバッテリーを交換するなら「高性能化」すべき理由とは (2/2ページ)

メリットがデメリットを大きく上回る!

 性能ランクの高いバッテリーに交換すると、

・冬の始動性がよくなり、バッテリーが上がりにくくなる

・たくさんの電装品をつけても安心

・オーディオの音質がよくなる

・長い放置期間にも強くなる

・放電深さが浅くなるので、交換サイクルが延ばせる

・充電受け入れ性が高いのでオルタネーターの負担が減り、チョイ乗りが多い人でも、バッテリーが上がりにくい。

・全開全負荷時によりパワーがでる(インジェクターや燃料ポンプ、点火システム、ECUに好影響)

 といったメリットがある。

 デメリットは以下。

・価格が高くなること

・重量が増すこと

 とはいえ、価格もけっこう微妙で、例えば同じメーカーの55B24Rが7350円で、ワンランク上の60B24Rになると7780円ぐらいなので、それほど大きな違いはない。

 重量は容量が増える=バッテリーの主原料 鉛が増えるということなので、性能ランクが上がると1~3kgぐらい増すことになる。

 モータースポーツで、コンマ1秒を争うのでなければ、許容できる範囲のはず!?

 ちなみに、バッテリーの性能ランクを上げるとオルタネーターの負担が増える=燃費に悪影響という噂もあるが、容量が増えても高性能バッテリーは充電受け入れ性が高いので、オルタネーターへの悪影響はなく、空っぽになるまで放電しない限りは、むしろオルタネーターの負担は減るはずだ。

 というわけで、次回のバッテリー交換時には、より性能ランクの高いバッテリーを選ぶようにしよう。

※どのサイズを選べばいいかは、バッテリーメーカーのホームページの適合表で確認するのがベスト


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
趣味
-
好きな有名人
-

新着情報