お金持ちはクルマの次は船に行く! ランボにレクサスにメルセデスまでもが「船」に手を出すワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スーパーカーブランドがクルマだけでなく船舶分野にもラインアップを拡大中

■超高級プレジャーボートに自身のブランド価値を付加した商品としてリリースする

■顧客は海の上でもお気に入りのブランドの乗り物に乗ることができることに価値を見出す

レクサスやランボルギーニのボートが続々登場

 ここ2~3年で、レクサス、ランボルギーニ、ブガッティ、アストンマーティン、そしてメルセデス・ベンツなどが続々と船舶分野に商品ラインアップを拡大している。

 その背景には何があるのだろうか?

 船舶の世界には大きく3つの領域がある。ひとつは商用船だ。世界各地を巡る豪華な旅客船、原油やLNGを運ぶタンカー、鉄鉱石などを運搬する”ばらづみ船”、そして新車や中古車に対応する自動車運搬船などがある。小型や中型船での漁船も商用船の仲間といえるだろう。ふたつ目は、軍用や日本では海上自衛隊向けの船舶だ。3つ目の領域が、個人の趣味や企業の事業で使うヨットや、プレジャーボートと呼ばれる分野である。

 自動車の高級ブランドが参入しているのは、このうちのプレジャーボートやヨットの高級版であり、スーパーヨットやラグジュアリーヨットなどのさまざまな呼び方をされている。

 たとえば、レクサスの場合、2019年9月に「LY650」を発表しているが、LYとはラグジュアリーヨットの略称である。寸法は、全長19.94m×全幅5.76mで、エンジンはボルボ Penta IPSで各種仕様がある。

 客室は3部屋あり、6人がベッドを使える作りだ。船体はアメリカのマーキーヨットが製造し、レクサスは内外装デザインを担当した。レクサスとしてデザイン哲学であるLフィネスを強調した。価格は4億5000万円をベースに、さまざまなカスタマイズが可能だ。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
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動物たちとのふれあい
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聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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