雪道ではクルマへのダメージ不可避! ズタボロにならないためには「走った後」の対策だけじゃなく「走る前」も大切だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■雪道を走るとどうしてもクルマはダメージを負う

■症状は基本的に下まわりの劣化、損傷

■雪道走行の前、後に行うと良い対策を解説する

基本的に下まわりにダメージを負う

 雪国の方でもあまり意識がいかないのが、雪道走行によるボディのダメージ。海辺で使われているクルマのように、ボディ全体にサビが出たり、腐ってしまうわけではないのが気が付きにくい理由で、基本的には下まわりがボロボロになることがほとんどだ。

 なぜ下まわりかというと、雪道には融雪剤が撒かれることが多く、それがタイヤによって跳ね上げられて、フロア下やサスペンションなどに付着するから。融雪剤とは簡単に言ってしまえば塩なので、ダメージがあって当然だ。

 昔は寒冷地仕様として下まわりに対策をしていたこともあるが、最近は寒冷地仕様自体が設定されることは減ってきている。標準でも問題ないということなのだろうが、実際はあまり変わらない。中古車ではオークションなどによって雪国から流れてきた車両は要注意で、実際に下まわりがサビでボロボロになってしまい、真っ赤になった例は何台も見てきた。

 雪国で使用されている車両だけでなく、たとえば非降雪地からスキーなどで降雪地によく行くようなクルマは要注意だ。激しく腐食することはなくても、確実にダメージは及んでいる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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