ジャーナリストがまごつく恥ずかしさ! 色んなクルマを乗り替えるがゆえの操作ミスあるある5選 (2/2ページ)

ボンネットは最難関のひとつ!

4)キーの閉じこみをして大パニックに

 これはとくにアメリカ車では、その独特のドアロック機構もあり、インロック(キーの閉じこみ)が起こりやすくなっているのである。

 かつて仕事ではないが、ロサンゼルス国際空港近くのガソリンスタンドでインロックしてしまったことがある。アメリカはセルフ給油式がスタンダードとなるのだが、空港周辺のスタンドでは、「給油を手伝うのでお駄賃をくれ」とスタンド内をホームレスがフラフラしていたので、少々治安が悪いと思いドアロックしたところキーを閉じ込んでインロックしてしまったのである。インロックさせてしまったのはキャデラックのレンタカー。

 近くにいたホームレスが「俺が開けてやるよ」と、コンクリートブロックをキャデラックの窓に投げようとしたので、「ノー」と叫んでしまった。まさに一触即発状態だったので、友人をキャデラックに残し、たまたまタクシーがいたので、空港近くのレンタカー営業所へ行き、新しくキーを作ってもらい、ガソリンスタンドに戻って事なきを得た。いまはスマートキーになってはいるので、インロックは起きないのかもしれない(試すのが怖いのでやったことはない)が、当時のトラウマがあり、アメリカ車を借りた時は慎重に対応している。

5)ボンネットが開けられない?

 ボンネットオープナーを引くなどして、ボンネットのフックをはずせばそれで終わりというのが一般的と考える。しかし、輸入車のなかには右ハンドル車なのにオープナーが助手席側にあったりする。

 BMWではオープナーはすぐ見つかるが、2回引かないとボンネットが開かなかったりする。またオープナーの位置がわかり操作できても、自分のクルマではないので、フックの位置がわからずマゴマゴすることも多い。隙間から覗き込んでフックの位置を確認し解除してようやくエンジンが拝めることは珍しくない。

番外編)操作に慣れすぎ

 筆者は新車販売ディーラーへ、あくまで購入検討客として話を聞きにいくことがあり、話の流れでセールスマンと試乗に出かけることがある。あるドイツ系高級ブランドディーラーで、看板車種を試乗していると、助手席のセールスマンが不思議そうなな顔をしていた。そして、「お客様は以前このクルマを運転したことがあるのですか?」と聞いてきた。なぜそんなことを聞いてきたのかと思ったら、「このクルマは独特の電子制御シフトスイッチを採用しており、たいていのお客様は操作にとまどうのですが、なんのご説明もせずに使いこなしているので」とセールスマンがその理由を話した。

「ヤバい!」と思ったので、「友人がこのブランドのクルマを最近購入して、一緒にゴルフ(筆者はやらない)に行った時に運転させてもらったんですよ」とその場を繕ったことがある。これは、独特の操作に慣れていたという、いままでの話とは逆のパターン。それ以降はわかっていても、「これはどうやって操作するのですか」とトボけて聞くようにしている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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