ロータス最後のMRエンジン車「エミーラ」が日本初お披露目! ロータスなのに「快適そう」ってありなのか?【東京オートサロン2022】 (2/2ページ)

新時代のロータスの未来を占う重要なモデル

 さて、ロータス・エミーラは、エヴォーラよりもほんの少し長くて幅広く、そして低い。4413×1895×1226mmというサイズからは、昨今のスーパースポーツカーのような巨大さを感じることはなく、この辺りはライトウェイトスポーツカーが本分であるロータスのDNAを受け継いでいると言えるだろう。

 最高出力405馬力、最大トルク420Nmを発するトヨタ製の3.5リッターV6をミッドシップに搭載し、6速MTが組み合わされるあたりはエキシージやエヴォーラと変わらない。

 しかしながら、インテリアには10.25インチのタッチディスプレイを中心とした最新のインフォテインメントシステムと快適装備が満載で、エキシージやエヴォーラとは隔世の感がある。そして、このエミーラが、ロータスブランドとしては最後のミッドシップエンジン車になるという。

 言ってみればエミーラは、これまでのロータスのすべてを総括するモデルであり、そしてまた、これからのロータスの未来を占う新世代モデルでもあるのだ。この先のロータスが、これまで同様に我々にファンなドライビングをもたらしてくれるブランドであるかどうか、それを見極めるうえでも、エミーラが展示された今回の「東京オートサロン2022」は、ロータスフリークにとっては見逃せないイベントになったかもしれない。


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