この記事をまとめると
■タクシーは原則として正当な理由なく乗車拒否できない
■泥酔者や他人に迷惑を及ぼす恐れのある人は拒否対象となる
■危険物のもち込みや法令違反となる運行も拒絶理由になる
乗務員と利用者双方の安全を守るためのルール
タクシーは原則として乗車拒否できません。ただし、とある条件に当てはまると、乗車拒否されたり、運送の拒絶ができます。今回は、タクシーが乗車拒否できる条件や運送の拒絶に該当する要件について解説します。
タクシーは公共性の高い乗りものであるため、基本的に乗車拒否することはできません。そのため、原則として、どのような乗客であっても目的地まで送り届ける必要があります。
ただし、正当な理由があれば、乗務員が乗客の乗車を拒否することができます。それは、法律で禁止されている事項に該当する場合です。
たとえば、営業区域外で乗客を降ろしたあと、そのまま営業区域外で乗車させて、営業区域外で降車させるという営業活動は禁止されています。
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なお、営業区域外で運よく営業区域内まで送り届ける乗客に声をかけられた場合は乗せても問題ありません。このような乗客に出会える確率は非常に低いですが、ごくまれに運よく乗せることができます。そのほかにも、「旅客自動車運送事業運輸規則」には、乗車の拒否または運送の拒絶に関する内容が定められています。
「旅客自動車運送事業運輸規則」には、乗車拒否または運送の拒絶について定められています。タクシーの乗務員が乗車を拒否できるケースは主に次のような場合です。
・泥酔した人、不潔な服装をしている人、ほかの旅客の迷惑となるおそれのある人
・付添人を伴わない重病者(感染症の症状が見られる場合も乗車拒否される場合があります)
など
泥酔している人をはじめ、乗務員や次の乗客に影響を及ぼす可能性がある場合は乗車拒否されることがあります。そのため、飲み会シーズンや週末など、お酒を楽しむときは乗車拒否されない程度に抑えておきましょう。
泥酔客のイメージ画像はこちら
このほかにも、次のようなものをもち込もうとした場合も乗車拒否されます。
・100gを超える玩具用煙火(花火など)
・刃物
・500gを超えるマッチ
・電池(乾電池を除く)
・動物(補助犬等を除く)
など
このような物をもち込もうとした場合は乗車を拒否されるため、複数人で楽しむために大量の花火を購入してタクシーで移動しようとするときは注意しましょう。
タクシーの利用者のなかには、「乗客だから何をしてもいい」といった言動をする人を見かけることがありますが、乗務員に危険が迫るようなことをしたり、次の乗客の迷惑になるようなことをしたりすると、乗車拒否や運送の拒絶をされることがあります。
タクシーの乗車拒否や運送の拒絶は、乗務員を守るための法的なルールです。また、次に乗る乗客を守るためのルールでもあります。そのため、タクシーに乗るときは、乗客もルールを守り、乗務員や次の乗客に迷惑となる行動を取らないよう注意しましょう。