多くのジャーナリストが絶賛! 「超お買い得価格」のMRスーパーカー「新型コルベット」のようなクルマが日本で誕生しないワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■COTYの10ベストにも入ったアメ車「コルベット」が話題に

■「コルベット」はアメリカ国内でも特殊な位置にいるクルマだという

■日本にはコルベットのようなクルマがない理由に迫る

日本でコルベットのようなクルマが売れないワケ

 日本でも、GMシボレー新型コルベットに注目が集まっている。

 これまでコルベットらしさの基本であった、ロングノーズのFR(フロントエンジン・リアドライブ)から一変したスタイリング。パッと見た目は、イタリアンスーパーカーのように思えるダイナミックさが魅力的だ。

 ミッドシップされたV8は総排気量が6.2リッター。日本仕様での最大出力は502馬力、最大トルクが637Nm。停止状態から時速60マイル(約97キロ)までの加速性能は2.9秒、最高巡航御速度は時速312キロというハイスペックである。

 こうした走行性能とエクステリア/インテリアデザインの迫力を考えれば、新車価格2000~3000万円を想像するのが自然であろう。

 それが、日本仕様では、1250万円(2LT)、1450万円(3LT)、1600万円(コンバーチブル)と、一般的な人が持つイメージのほぼ半値といったところだろうか。本国アメリカでは、コルベットの新車価格はさらに抑えられている。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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