よもや200万円台で買ったとは思うまい! 庶民が確実に見栄を張れる「ゴージャス感」全開の輸入中古セダン4台 (2/2ページ)

ライバルが見当たらない超オシャレセダンも射程距離内!

 同じくドイツ系のスポーティセダンとして思い浮かぶのが、アウディA4だ。現行モデルの日本導入が始まったのは2016年、初期型の新車時価格は500~600万円といった価格帯だったが、年式なりにこなれてきており、300万円の予算であれば十分に狙える相場を形成している。

 ご存知のようにA4の基本は2リッターエンジンで、駆動方式はFFと4WD(クワトロ)がある。300万円の予算であれば新車時には600万円程度で売られていたクワトロであっても十分に射程圏内に入ってくる。さすがにバンパーの意匠違いなどで前期型と判別できるが、アウディのセダンだけあって相場以上のプレミアム性を有している。十分に自慢できるだけのカッコよさを持った輸入セダンだ。

 さて、冒頭でも書いたように「カッコいい」輸入セダンとなれば、忘れるわけにはいかないのがイタリアンブランドのアルファロメオ。300万円の予算感でおすすめしたいのは、現行型でもあるFRセダン「ジュリア」だ。

 2017年秋に日本上陸したアルファロメオ・ジュリアが搭載するエンジンは2リッター4気筒ターボ(200馬力)と2.9リッターV6ツインターボ(510馬力)。どちらも8速ATを介して後輪を駆動する。さらに280馬力の2リッターターボを積む四駆の設定もあった。いずれもルックスに違わぬスポーツセダンといえる。

 最新のジュリアは680万円というメーカー希望小売価格となっているが、初期型の2リッターFRグレードであれば300万円の予算で狙えるようになっている。具体的にいえば2017年式~2018年式の個体がターゲットだ。アルファロメオと聞くと購入後の維持が心配という向きもあるかもしれないが、300万円で狙える範囲でも認定中古車を見つけることができるので、保証を求めるのであればそうした個体を探すようにするといいだろう。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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