これから新車は定価販売が多くなっていく!?
今やなんでも通販で購入できる時代と言っていい。自動車関係もしかりで、用品などは通販で購入している人も多いのではないだろうか。今までは通販にはそぐわないとされてきたクルマ本体の販売もホンダが始めて話題になったし、トヨタのサブスクである「キント」も流れとしては通販と言える。また、タイヤやホイールも通販が盛んになっている。しかし、気になる部分があるのも事実。今回は実際のメリットやデメリットを考えてみた。
まずはクルマから。ディーラーに足を運んであれこれやり取りしながら見積もりを作ってもらって商談をするというのは、それ自体がワクワクするという反面、面倒なこともある。しかも、オーダーメイド品ならまだしも、カタログから選べばいいので通販に向いてはいる。実際の納車は近くのディーラーからとなるので、通販の体制としてはじつはよかったりする。
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画像はこちら クルマの通販自体は、もともとディーラーの商域の問題などで行われてなかったということもあるので、システムとしてはとくに問題はないだろう。ただし、商談で肝心な値引き交渉や用品サービスなどができないのは予算にも関わってくる。つまり、表示価格でそのまま買うというのが基本となる。そもそもコロナなどの影響による納車の遅延でとりあえずの納期を優先、値引きをすることは減ってきているので、今後は定価販売が多くなっていくのではないだろうか。