機械だって「しんどい」ときはある! 取説にもあるクルマの「シビアコンディション」とは (2/2ページ)

使い方に応じたメンテナンスが必要

 一方で、日本の一般道路や高速道路を走っていても、クルマにとってシビアなコンディションが生まれる。たとえば、輸送トラックやタクシーのように、数年で30万kmペースを走行してしまうことが挙げられる。

 むろん、そうした条件にある商用車は当然、一般的な乗用車に比べて定期点検の頻度を増すことで、オイル、ブレーキパッド、ワイパーブレード、そしてタイヤなどの消耗品を適切に交換することになる。

 トヨタのホームページには、メンテナンスの手引きとして次のような表記がある。

 エンジンオイル交換の目安として、ガソリン車(ターボ車を除く)は、標準交換時期は1万5000km、または1年。これに対してシビアコンディション時の場合、7500km、または6カ月。

 ガソリンターボ車の場合、標準では5000km、または6カ月のところ、シビアコンディションでは2500kmまたは3カ月。

 ディーゼル車の場合、5000~2万km、または半年~1年ごと。シビアコンディションでは2500km~1万km、または3カ月~半年ごと、と表記している。

 そして、注釈として、シビアコンディションの条件を「悪路走行が多い、走行距離が多い、山道など上り下りの頻繁な走行等」と示している。

 クルマは、使い方に応じたきめ細やかなメンテナンスが必要。できるだけ良い状態で長持ちさせるための、基本中の基本である。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
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動物たちとのふれあい
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