書き入れ時の3月なのに新車販売はボロボロ! 従業員のコロナ感染にウクライナ情勢に部品供給の遅れと「問題だらけ」の現状 (2/2ページ)

悲惨な状況であることがわかる

 さて、話を日本に戻すと2022年は新車販売業界だけでなくとも、事業年度末となる。新車販売の世界でも、いつもなら3月に入っても在庫車を中心に特大値引きで売りまくるので、3月は年間でもっとも新車がよく売れる時期なのだが、コロナ禍となり、そしてとくに今季はまさにボロボロの結果となってしまった。

「3月には納車できる予定だった車種も、配車が急に延びたり、配車時期が未定となることもあった」と、現場のセールスマンは自分たちではなす術がないと語ってくれた。登録乗用車より軽四輪乗用車のほうが前年比で落ち込んでいるが、これは例年ならば在庫車をガンガン売りまくったり、自社届け出を積極的に行って販売実績の上積みを行い、販売競争を進めるのだが、軽自動車ですらいまはそんな余裕があまりないことを物語っている。

 ただ、納車1年待ちなど極端に納期のかかるモデルは人気車などほんの一部。たいていは半年ほど待てば納車となるし、なかには数カ月で納車されるモデルもある。そうでなければ、前年比80%台とはいえ、3月だけで登録乗用車だけで30万台近く販売台数としてカウントできるわけがない。しかし前述したように、3月は事業年度末決算期であり、年間で新車がもっとも売れる月である。その3月でありながら、各メーカーも無理をして1台でも多く生産しようと努力しても、登録乗用車で前年比80%台、軽四輪乗用車では80%を割り込んでいるという状況は、やはり問題の大きさというものは感じずにはいられないだろう。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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