【試乗】ミッドシップがもたらす圧倒的なコーナリング性能! マセラティMC20は官能性とスポーツ度を極めていた (1/2ページ)

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【試乗】ミッドシップがもたらす圧倒的なコーナリング性能! マセラティMC20は官能性とスポーツ度を極めていた

この記事をまとめると

■マセラティのミッドシップスーパースポーツ「MC20」に試乗

■最高出力630馬力、最大トルク730Nmの3リッターV6ツインターボのサウンドは官能的

■スーパースポーツでありながらGTのようなコンフォートなクルーズを楽しむこともできる

メラク以来となる通常モデルのミッドシップスポーツ

 マセラティのラインアップに新たに誕生した「MC20」は、それが限定生産車や少量生産車ではない通常のシリーズモデルであることを前提とすれば、あのメラク以来、約40年ぶりに復活したミッドシップのスーパースポーツだ。

 現在のマセラティは、周知のとおり巨大なアライアンス、ステランティスの中にある自動車メーカーだが、先日前後して登場したミドルクラスSUVのグレカーレや、こちらも近くデビューが計画されている新型GT(グラントゥーリズモ)なども含めて見るかぎり、アライアンスの中でもマセラティには独自のブランド性が与えられているように思える。

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マセラティMC20のエンブレム画像はこちら

 現在のところ、このMC20は3リッターのV型6気筒ツインターボエンジンを搭載するモノグレード車だが、将来的にはBEV仕様が追加設定されることも発表済みだ。そのために最新の設備を誇る本社工場などに巨額の投資を行い、来るべきBEVの時代への対応も着々と進めているのだ。

 いかにもミッドシップのスーパースポーツといったシルエットのボディは、シンプルな表現ではあるがじつに魅力的な造形だ。左右のドアはバタフライ式だが、実際の開閉時には全幅方向にもある程度のスペースが必要になるので、余裕のある駐車場探し、あるいは戻ってみたら左右にほかのクルマが駐車していてドアを開けられないという状況に追い込まれる可能性もある。

マセラティMC20のフロントスタイリング画像はこちら

 キャビンの乗降性自体には何の問題もなく、低いサイドシルをまたいでキャビンに身体を滑り込ませると、そこにはコンパクトだがホールド感に優れるシートが待つだけに、このドアの設計は若干惜しい。

 エアロダイナミクスも非常に優秀だ。ボディの上面には過激なエアロデバイスなどは存在せず、高速域でのダウンフォースのほとんどはボディ下面に形成されるヴェンチュリートンネルから得られるシステム。個性的なフロントマスクやドア下の大きな切れ込みは、このMC20のデザイン上の特徴ともいえる。

マセラティMC20のドア下の切れ込み画像はこちら

 例のバタフライ式ドアを開き、MC20のキャビンに身を委ねる。センターコンソールには8速DCTとドライブモードのスイッチなどがシンプルに並び、エアコンなどの車両設定はセンターパネルの10インチサイズのタッチ式液晶パネルでそれを行う仕組みだ。

マセラティMC20のドライブモードのスイッチ画像はこちら

 ドライブモードは「GT」、「スポーツ」、「コルセ」、「ウエット」の4タイプ。コルセではローンチ・コントロール機能を使用することも可能だが、今回はそれを試すような場面はなかった。

名前:
山崎元裕
肩書き:
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)
現在の愛車:
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味:
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人:
蛯原友里
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