カムバック系おっさんメンテマニアがっくり！　「昔取った杵柄」が通用しないイマドキのクルマのメンテポイント５つ (2/2ページ)

いまのクルマはメンテナンスフリー化が進んでいる

ATF交換

　DIY上級者になると、ATFやCVTの交換までこなす人がいる。簡単に言ってしまえば、エンジンをかけながら抜いたのと同じ量を入れればいいのだが、最近のクルマはドレインがないケースが増えている。交換はオイルパンを外すなどして行うが、準備だけしてできなくてガックリということにならないように事前の確認をしておきたい。

プラグ

　プラグの点検はこまめにして、場合によっては電極の部分をワイヤーブラシで磨いたりしたものだが、現在は10万km無交換など、メンテナンスフリー化が大きく進んでいる。調整などは不要と明記してあるほどだ。10万kmまではもたない気もするが、いずれにしても頻繁に外す必要はないし、クルマによるが年々外しにくくなっている。

ブレーキフルード

　貧乏メンテの代表格で、仲間と一緒に交換した記憶がある人もいるのではないだろか。ひとりがブレーキペダルを踏んで、もうひとりが各車輪に付いているキャリバーやホイールシリンダーに付いているニップルを緩めたり締めたりするのがその方法。今でも基本的には同じだが、ハイブリッドなどは車両にコマンドを送ってポンプを作動させて交換する。つまりペダルを踏んでも交換はできないのだ。