EVで新車が登場するデロリアン! わずか1年しか販売されなかったご先祖「デロリアンDMC-12」ってどんなクルマ?

EVで新車が登場するデロリアン! わずか1年しか販売されなかったご先祖「デロリアンDMC-12」ってどんなクルマ?

この記事をまとめると

■デロリアンからEVモデル、アルファ5が登場して話題となっている

■アルファ5はDMC-12をリデザインしたもの

■DMC-12とはどのようなクルマだったのか解説する

デザインを手掛けたのはジウジアーロ!

 現在、存在している自動車メーカーというのは奇跡のようなもの。人知れず消えていった泡沫メーカーは数知れずだ。そのなかでも比較的有名なメーカーはカルト的な人気で、現在も名前やクルマそのものを見聞きすることがある。そのひとつがデロリアンだ。バック・トゥ・ザ・フューチャーの劇中車として採用されたことが大きく、日本でもかなり名前が通っているし、現車もそこそこの台数が存在している。女性問題で話題になった某映画評論家が所有していたのは有名だし、イベントになるとけっこうな台数が並んでいるのを見かけることもある。

 我々にお馴染みのモデルはDCM-12と呼ばれるもので、デロリアン社唯一の市販モデルとなっている。最近ではリデザインしてEV化したものを発売されることが発表されて話題になったが、そもそもデロリアンのDMC-12というのはどういったクルマなのだろうか?

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デロリアン・アルファ5のフロントスタイリング画像はこちら

 デロリアンとは創業者の名前でGMの副社長を務めた人物。GMを辞めて自分の求めるクルマを作るために1975年に設立したメーカーだ。ただ、資金の個人的な流用などで経営はあまりうまくいっておらず、なんとか市販化にこぎつけたのが1981年に登場したDMC-12となる。車名の由来は価格が12000ドルだったから。

 デザインを手掛けたのはジウジアーロで、設計はロータスが担当。生産工場もイギリスにあった。エンジンは当時、プジョー、ルノー、ボルボが共同開発したPRVと呼ばれる2.8リッターのV6を搭載して、ミッションは3速ATと5速MTを組み合わせていた。ちなみに出力は130馬力とかなり非力だった。

デロリアンDCM-12のサイドビュー画像はこちら

 サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーンで、リヤはマルチリンクと贅沢なもの。特徴であるボディはステンレス製で無塗装のため、地がむき出しのままとなっている。お手入れは家庭用のタワシで磨くと言われるのはこのためだ。またドアは2枚でガルウイングを採用していて、バリエーションとして4枚ドアも企画されていたようだが、もちろん実現はしていない。

 なんとか市販化したとはいえ、価格の高騰による大量のキャンセルやデロリアン氏が麻薬で逮捕されたこともあって、わずか1年後の1982年には倒産してしまい、当然のことながら生産も中止となってしまう。ただ、当時から人気はけっこうあったので約9000台が作られ、その多くが現存している。だから日本国内でも見ることがあるのだ。ちなみに創業者のジョン・デロリアン氏は2005年に死去している。

デロリアンDCM-12のリヤスタイリング画像はこちら

 現在も権利を受け継いだデロリアン・モーター・カンパニーが存在していて、パーツ供給を行っているし、EVモデルもこちらから発売されることになっている。

名前:
近藤暁史
肩書き:
-
現在の愛車:
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味:
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人:
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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