ヒール&トゥだの何だの以前に覚えておきたい! MT初心者が身に付けるべきシフト操作の基本のキ (2/2ページ)

高回転まで回したりするのも上達への近道

 シフトのタイミングに関しては、街乗りなら3000回転ぐらいでシフトアップ、2000回転でシフトダウンを目安にすればいいだろう。

 そして上り坂にさしかかったり、山道のコーナーの手前ではシフトダウン。

 エンジンのトルクが足りなくなってからシフトダウンするのではなく、早めのシフトダウンが上級者への近道。

 反対に、流れがよくて、ある程度スピードが出ているときに関しては、「迷ったら高いギヤ」というのがひとつのセオリーだ。

 そしてときどきは高回転までしっかり回して加速、シフトアップするのも大事。

 高回転まで回すことでギヤとギヤのつながりや、シフトアップしたときにどれぐらい回転がドロップするかなど、エンジンとミッションの関係、特性が身体でわかるようになってくる。

 あとはリズム。上手なシフトワークにはある種のリズムが大切。勘所のいい人は体得体解できるかもしれないが、大半の人はなかなか簡単には掴めない……。

 そうしたリズムを手っ取り早く掴むのは、上手い人の横に乗ること。

 シフトワークが上手な人の隣に乗って、リズム感を身体で盗ませてもらうといいだろう。変速ショックの少なさなども、身体で学び、自分が運転するときは、家族や友人に厳しくジャッジしてもらうと集中力も高まり、上達意欲も増すはず!?

 さらにオートバイに乗るのもシフトチェンジの本質を知るのにいい練習になる。とくにバイクでのシフトダウンは、ブリッピングで回転を合わせないとシフトロック気味になりリヤが流れそうになるので、正しいシフトダウンの操作とタイミングが身につけられる。それができれば、四輪でのシフトダウンも上手くなり、ヒール&トゥのマスターも早い。

 その他、すべての操作の基本だが、ドライビングポジションは徹底的に研究すること。そしてミッションオイルの小まめな交換や、クラッチフルードの交換も定期的に行なうなど、メンテナンスを怠らずにやるのも、気持ちいいシフトワークのために欠かせない。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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