カローラ原理主義のマニアが衝撃! 1代限りで終わった「カローラセレス」の異端児っぷり (2/2ページ)

復活の可能性も否めない!

 Xはホイールこそスチールタイプ(樹脂キャップ)が標準であったが、セレスシリーズのなかではラグジュアリーグレードと位置付けられていた。“やりすぎ”といわれた、当時のカローラセダン(7代目)でもなかった、後席乗員用のパーソナルランプなどの採用もあり、“カローラの4ドアハードトップ”らしい特別な演出も施されていた。

 ただ、当時のクーペといえばいまよりも低めのシートポジションが当たり前の時代であり、セレスが納車された最初の印象はその着座位置の低さと、乗降性があまり良くないことであった。もちろんクーペベースの4ドアハードトップなので、後席も含めて居住空間もセダンに比べればタイトに感じるものであったが、クルマのキャラクターを考えればそれを求めるのは野暮というもの。

 カローラセダンの“掟”ともいえる、空調操作の上にオーディオスペースがあるレイアウトではなく、空調操作の下にオーディオスペースがあったり、トランクも5代目セダンから続いている(3代目、4代目を除き、初代、2代目も同様)、バンパー真上から開くタイプものではなかったり、カローラと名乗るセダンを乗り継いできたものとしては、珍しい部分も多くあった。

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トヨタ・カローラセレスのリヤスタイリング画像はこちら

 セレスがデビューしたころはすでにバブル経済も終焉を迎えていた。社会環境を考えれば、カローラフリークである筆者としては、“セレスは1代限りで終わるだろう”という判断もあり、購入することにした。案の定というか、トレンドの移り変わりもあり、マークⅡもクラウンもその後はドアサッシを備えたセダンボディとなっている。

 ただ、現状ではメルセデスベンツCLAやBMW 2シリーズグランクーペなど、コンパクトなサッシュレスドアを採用する4ドアハードトップ(4ドアクーペとされているがあえて)が輸入モデルではラインアップされており、日本でも人気は上々のように見える。ひょっとしたら30年の時を超えて、カローラセレスが復活といった可能性も否定できないかもしれない。現行カローラセダンベースで、レクサスブランド車としてラインアップすれば、世界市場レベルで見ればニーズがあるようにも思える(事実レクサス店でカローラセダンベースのモデルがあればいいのになあといった話を聞いたことがある)。

名前:
小林敦志
肩書き:
-
現在の愛車:
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味:
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人:
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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