トヨタの3列シート・コンパクトミニバンがさらに快適・便利になった! 3代目トヨタ・シエンタがフルモデルチェンジ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■コンパクトミニバンのトヨタ・シエンタがフルモデルチェンジを実施

■キープコンセプトなスタイリングのままに便利さと快適さを向上させた

■3グレードで、5人乗り・7人乗り、ガソリン・ハイブリッド・E-Fourの選択が可能

コンパクトミニバンの本命に新型モデルが登場

 大人数が1台に乗って移動できるミニバンが大ブームとなったのは1990年代。以降、ブームは定番へと変わり、ひとり1台ではなく一家に1台というクルマ所有形態の多い日本では、いまだ人気のカテゴリーであることはご存知の通り。

 大きなボディによる余裕ある車内空間が何よりも魅力となっているミニバンであるが、その一方で、大きなボディサイズがネックとなることも少なくなかった。しかし、そんな層の悩みを見事に解決したのが、5ナンバー乗用車サイズのコンパクトなボディで3列シート7人乗り(2列シート5人乗りもあり)を実現したトヨタ・シエンタだ。2015年に登場した2代目シエンタは、モデル末期である2022年でも、ときには月間販売台数でベスト10に入るほどの人気を誇っている。

 そんなトヨタ・シエンタが、フルモデルチェンジを実施して3代目へと進化を果たした。

 3代目へとモデルチェンジするにあたって、開発チームが目標として掲げたのが、「扱いやすい5ナンバーサイズ」「最新の安全・安心装備」「低燃費」、そして「お求めやすい価格」の実現だったそうだが、そこに加えて3代目では、初代からの「使い勝手の良い室内空間」をさらに磨きあげることにも心血が注がれたという。

 それでは、3代目シエンタが、どのようなモデルになっているか、詳しく紹介しよう。

 まずはエクステリア。広い室内空間を具現化したエクステリアデザインは、スペース効率を優先したスクエアなフォルムに、歴代モデルから継承するコーナー部分を丸くするデザイン処理によって、シンプルながらもその中にどこか小動物を感じさせるような愛らしさを内包するシルエット。

 コーナー部分を丸くすることが取りまわしの良さにも繋がっているのは美点のひとつだ。また、ベルトラインを水平にした大きなキャビンが、良好な視界と運転しやすい見切りを実現。ボディサイドに配された大きなサイドプロテクションモールが、気兼ねなく使えるツール感を演出する。

 ボディカラーは7色を設定。日常に溶け込む「アーバンカーキ」や、乗るのが楽しくなりそうな鮮やかさの「スカーレットメタリック」などに加え、ルーフをダークグレーに塗り分けたツートーンカラーも用意して、スタイリッシュさもアピールする。

 ファブリックを用いたインテリアでは、水平基調のインストルメントパネルが室内空間の広さを演出。ドアポケットやカップホルダーなどには、角を丸くしたスクエアデザイン処理が施されており、内外装の統一感を演出。それぞれの収納スペースには、そこに入るモノがピクトグラムで表現されているなど、遊び心も忘れていない。

 インテリアカラーは、明るい「フロマージュ」、落ち着いた空間を演出する「ブラック」、親しみやすいアースカラーの「カーキ(オプション)」の3色が設定される。


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