目から鱗の「便利アイテム」! スマホ時代のドライブに「オットキャスト」が必携だった (1/2ページ)

スマホを持って乗り込むだけでナビもブラウザも使える!

 頬をなでる風が少し秋めいてきた、とある休日。久しぶりに仲良し女子2人で、気ままなドライブへ出かけることになった。早くも食欲の秋が訪れたのか、「美味しいお魚が食べたいね〜!」と盛り上がる。そこで、さっそくスマホで関東近辺の魚情報を検索しようとすると、「ちょっと待って」と彼女が小さな電子機器のようなものを取り出した。大きさはスマホよりふたまわりくらい小さいだろうか。

「じつはこれ、オットキャストっていうんだけど、車内に置いておくだけで、スマホをコードでつながなくてもナビ画面でアップルカープレイが使えるようになるの」と言うではないか。

 えっ、そんなことできるの? と疑いつつ、クルマのスタートボタンを押してみる。すると、センターパネルにある大きなナビ画面に、スマホで見慣れた画面が映し出された。

 そのまま慣れた手つきで検索アプリをタッチして、関東近郊の美味しい魚料理を調べる彼女。画面に表示される情報に「これいいね」「こっちがいいかな」とあれやこれや、見比べているだけでテンションが上がる。スマホで検索すると、各々が勝手に操作することになるけれど、オットキャストならクルマの大きな画面に表示されるから、一緒に検索画面を見ながら選べるのが新鮮だ。

「千葉県がイワシの水揚げ量全国1位って知ってた?」「え~私、千葉県出身だけど初耳!」ってことで、検索画面をタッチすれば、すぐに地図アプリが起動して自動で目的地設定が完了。いつもはスマホで検索したら、その住所や名前をあらためてクルマのナビで検索し直さないといけないのに、これはカンタン! さっそうと九十九里の海へ出発した。

 しかもオットキャストはブルートゥースでつながっているので、スマホをバッグの中に入れっぱなしでもOK。途中のトイレ休憩でPAに立ち寄ったときにも、今どきはスマホがお財布がわりだから、有線でクルマに接続していると、いちいち外して降りて、乗ったらまた接続して……と面倒。でもこれなら、乗り降りの際もスマートだ。

 ドライブ中に聞く音楽だって、一緒に画面を見ながら「これ懐かしい~、聞きたい!」なんてワイワイできる。分割画面機能もあるから、地図と音楽など、2つのアプリを同時に表示できるのも嬉しいところ。2人してノリノリで音楽を口ずさみつつ、ルート案内を見逃すこともない。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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