長期放置はクルマがボロに……愛車を長期間動かせないなら「事前」やっておくべきこと (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマは長期間動かさないでいると傷んでしまう箇所がある

■しかし保管方法によってダメージを軽減できる

■長期間クルマを動かせない状況が続くときの対処法を解説する

クルマは長期間動かさずにいると傷んでしまう

 転勤や単身赴任、旅行に留学、入院など、長期間クルマを動かせない状況が続くときはどんなことに気をつければいいのか。

 クルマは動かすことを前提に設計されているので、長期間動かさないでいると、機械的に傷んでしまう箇所がいくつかある。それらのダメージが少しでも軽減する保管方法を考えてみよう。

荷物を下ろす

 長期間クルマを止めっぱなしにしておくと、クルマの重さでタイヤのトレッド面が変形したり、ベアリングの接触点が傷んでしまう。それを防ぐために、トランクや車内にある荷物は極力下ろして、クルマを軽くしておくこと。

 スプレーの類い、電池、ETCカードを下ろしておくのはとくに重要。食べ物のカスなども雑菌の繁殖、異臭の原因になるので、掃除機をかけてクリーニングしておくこと。そして湿気対策(カビ防止)で、室内やトランクに除湿剤を置いておくのも有効だ。

タイヤの空気圧を上げる

 上記のとおり、クルマを動かさないとタイヤの接地面が変形し、フラットスポットができてしまうことがあるので、空気圧を高めることで変形を防止しよう。とりあえず300~350kPaぐらいまで入れておけばOK。

 理想をいえば、ジャッキアップポイントにリジットラックを入れてタイヤを浮かせて保管するのがベスト(この場合、タイヤの空気圧は逆に低めにして保管する)。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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