MT乗りは湿度の高い「梅雨」や「夏」の「クラッチ」に要注意! 「切れなくなる」3つの要因とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■MT車ではクラッチが切れなくなることがある

■このようなトラブルが起こる原因はいくつか存在する

■対処法と合わせて詳しく解説する

クラッチフルードやレリーズシリンダーの劣化が原因!

 まるで東南アジアのように、高温多湿になってしまう日本の夏。この時期、体調を崩す人も少なくないが、クルマも思わぬトラブルが発生する。

 MT車でクラッチが切れなくなるのもそのひとつ。

 酷暑の日、渋滞にはまったときなどにクラッチが切れなくなるのは、長期間交換していないクラッチフルードが劣化して、湿気を含んだフルードにエンジンルームの熱気で気泡が生じ、ペーパーロック現象を起こしたため。

 とくにマツダNCロードスターのように、エキマニ側にクラッチのマスターシリンダーがある車種はなりやすい。

 クラッチフルードのペーパーロック現象でクラッチが切れなくなった場合、クルマを安全なところに止めて、エンジンを止めてボンネットを開け、エンジンルームの熱気を逃がして、クラッチフルードが冷めるのを待つしかない。

 クラッチフルードが冷めたら、再びクラッチが切れるようになるので、早めに整備工場に持っていき、クラッチフルードの交換を頼もう。本来はブレーキフルードと一緒に、2年に一度の交換が基本だ(クラッチフルードもブレーキフルードとモノは同じ)。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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