キープコンセプトでなんと10モデルも登場! かなりソックリだけど読めばわかる歴代ランエボの見分け方 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■歴代ランサーエボリューションの見分け方を解説

■大きく分けて4世代に分かれており、Ⅰ〜III、IV〜VI、VII〜IX、Xとなっている

■グレードも複数あったのでそれぞれで細かい違いもある

どれもそっくりに見える「ランエボ」の見分け方を伝授

 グループA時代にWRCでドライバーズタイトル4連覇を達成し、サーキットでのレースでも大活躍したハイテク4WDターボの三菱ランサーエボリューション。

 1992年にデビューしたエボⅠから、2015年に生産終了となったエボⅩまで、名車揃いの血統だったが、各世代のランエボを見分けるのはじつはなかなか難しい。そこでエボⅠからエボⅩまでを見分けるポイントをチェックしてみよう(今回の例は基本的にGSR)。

●第1世代

・エボ I

 いま見れば一番シンプルなエクステリア。フロントにリップスポイラーがなく、195/55-15の細いタイヤを履いているのが特徴。

・エボII

 フロントエアダムエクステンションとリヤウイッカー(リヤウイングの土台につく小さなスポイラーのこと)を追加。タイヤは205/60-15にサイズアップされ、OZ車の5本スポークホイールを装着。

・エボIII

 サイドステップに「EVOLUTION III」のロゴが刻印されているのが一番の目印。フロントバンパーの開口部を、ほっぺたを膨らませたかのように大型化。フロントエアダムの両端にエアダクトを設けてブレーキの冷却性能を向上させている。

●第2世代

 ベースのランサーのモデルチェンジに合わせランエボも第2世代に。フロントバンパー一体のフォグランプがアイデンティティ!?

・エボIV

 リヤにデルタ型ウイッカー(デルタ形状整流板)と大型ウイングを装着。フロントウイングの左右の下部もウイング形状になっている。タイヤサイズも205/50-16になり、OZの6本Wスポークを履く。フロントのナンバープレートの位置はまだセンターのまま。

・エボV

 ブリスターフェンダーが装着され、ボディがエボIVより80mmワイドに。リヤのエアロはデルタウイッカー付きの仰角四段階調整式のアルミ水平翼を持った大型ウイングに変更。ホイールデザインはエボIVと同じ(OZ)だが、タイヤは225/45-17にサイズアップ。

・エボVI

 フロントバンパーの形状が変わり、フォグランプが小型化。ナンバープレートの位置も中央から左側にオフセットされた。リヤウイングはウイッカー型仰角調整式のツインリヤスポイラーに。タイヤサイズはエボVと同じだが、ホイールがOZのフィンタイプ。

・エボVI TME(トミ・マキネンエディション)

 トミ・マキネン・エディションは、フロントバンパーからフォグランプがなくなり、ホイールがWRCのワークスカーと同じデザインのエンケイ製の白いホイールに。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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