登場時ははっきり言ってショボかった! いまや無くてはならないクルマの装備7つの「最初」とは (1/2ページ)

この記事をまとめると
■クルマはつねに進化し続けている
■それゆえ過去を振り返ると、かなり劣っていると感じることも
■今回はいまや当たり前となった技術の進化の歴史を振り返ってみた
技術の進化というのは素晴らしいもので、登場したと思ったら、またたく間に進化して当たり前の存在になったりする。価格も一気に下がったりと、人類というのはつねに進化を繰り返して発展してきたんだなと、シミジミ思う。逆を言えば最初は性能的にパッとしなかったりするものも多い。今回は今では当たり前の装備の登場時を振り返ってみよう。
アンチロックブレーキシステムという名称からもわかるように、ポンピングブレーキを自動でかけてくれるようなものだが、雪道で強くブレーキを踏むと衝撃とともにガガガっとかかったりした。きめ細かいどころではなくて、「自分で調整したほうが、ABSよりも短い距離で止まれる」という説もあったほど。
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ステアリングを油圧でアシストするぐらいなら、電動にしてしまえばいいというのは思いつくとして、問題はフィーリング。ステアリングフィールはそのクルマの味わいを決める要素のひとつなのだが、初期の頃はクルクルと操舵力の変化なく、ただ軽く回っていて味わいがなかった。たまに突然アシストがなくなるという例もあって、そういう意味でも不完全だった。
これは実感のある方も多いだろう。たとえばCD時代のナビは遅かったし地図も大雑把で、目的地検索にも時間がかかったりした。しかも現在位置の認識も甘くて、道からズレるのは当たり前だった。もうあの頃には戻れない装備の筆頭格だ。