エンジンだけじゃなかった! クルマの電動化で「消えゆく」6つのモノ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■世界的なEV化の流れで近い将来クルマのエンジンは消えるだろう

■エンジンがなくなるとそれに付随して消えるパーツも多い

■今回は主要な6つを紹介する

自動車関連産業自体が大きな変革を強いられる!

 トヨタのEVへの転換強化には少々驚きつつ、エンジンはどうなってしまうんだろう、と一抹の不安もよぎる今日このごろ。以前からエンジンはなんとか残したいと言っていたし、水素を燃料にしてエンジンを動かしてレースにまで出てたり。なんとか形というか形式だけでも残ればいいと思う。

 そのような技術的な話題は今回は別にして、エンジンがなくなってしまうと単純に言うけど、ほかにもなくなる技術はあるのではないか。技術までいかなくても部品としてなくなるものもあるし、そうなるとそれらを作っているメーカーの先行きも心配になってくる。意外に影響は幅広くあるのではないだろうか、ということで整理してみた。

1)マフラー

 当然、排気ガスは出ないので一切必要なくなってしまう。タイコ部分はもちろん中間パイプ、そして触媒、マニホールドもすべてだ。

2)プロペラシャフト

 ドライブシャフトは車輪へと動力を伝えるので残るが、同じシャフトでもプロペラシャフトは、4WDだと前後にモーターを付ければ成り立つので、不要に。電気自動車でもFRを作らないと生き残れないだろう。FRだとしても、シャフトでわざわざ伝えなくても、制御ユニットはフロントに置いて、モーターだけリヤに置くとなると不要になってしまう。

3)発電機やスターター

 いわゆる今の形のものはもちろん不要。付随するベルト類もなくなるだろう。ベルトの張りを調整するなんていうのは、大昔の話になるのか!?

4)燃料タンク

 燃料が必要ないのだから、タンクは不要。ガソリンタンクというのは、スペースを取るので、長きに渡りパッケージングでの鬼っ子とされてきた。センタータンクレイアウトや樹脂化などトピックスは多かったものの、それもこれまでか。ビルトインされている燃料ポンプも不要になる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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