スーパーカー大王の少年時代の憧れはダンプカー! だが乗りたいクルマは幻の1台【いつか乗ってやる! 子どものころに憧れたクルマ〜山崎元裕編〜】 (2/2ページ)

いまだ乗れていない究極の憧れスーパーカーはミウラSVR

 原体験であるダンプカーの話はこのくらいにして、少しは現実的な話をしよう。子どもの頃に絶対に乗ると思ったクルマ。それはやはりスーパーカーがほとんどだった。まずは何といってもランボルギーニのミウラとカウンタック。

 その限界ともいえる車高の低さと、ミウラでは流麗なボディラインの流れ、一方のカウンタックはまさに未来からいきなり現代に現れたかのような神秘的ともいうべきオーラを放つモデルだった。地方都市ではあまり開催されないスーパーカーショーへ行き、写真を撮り、プラモデルを作る。いったいどれだけのお金をスーパーカーのために注ぎ込んだだろうか。

 フェラーリの365GT4BBやディーノ246GT、ランチア・ストラトスなどもまた同様。まあ大人になって何とか自動車メディアの世界に潜り込み、スーパーカーを中心に原稿を執筆できる立場に、つまりこれらのモデルにはすべて乗ることができたのだから、それらのお金は十分に価値ある初期投資といえたのだと思う。

 一方、スーパーカー・ブームのときにはあれだけ憧れながら、実際に走りを体験できていないのは、ランボルギーニのミウラ・イオタSVR。本物のイオタ=Jはクラッシュによって消失してしまったが、ルーフにウイングを備え、ダイナミックな外観を持つSVRは、取材したことこそあれども走りは経験したことがない。

 ランボルギーニのクラッシック部門、ポロ・ストリコで美しくレストアされたSVR、いつかそのステアリングを握らせていただける日は訪れるだろうか。こればかりは神に祈るほかはない。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人
蛯原友里

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