販売終了……と思ったら「そのままの姿」でただいま! まさかの復活を果たしたクルマ3選 (2/2ページ)

マイナーチェンジしてカムバック!

三菱ミニキャブ MiEV

 三菱の軽商用バンであるミニキャブは1966年に初代モデルが登場している歴史のある車名となっている。現在販売されているモデルはスズキからエブリイのOEM供給を受けて販売されている形となっているが、もうひとつミニキャブの名前を冠したモデルが存在している。

 それが2011年に登場した電気自動車であるミニキャブMiEVとなる。こちらは1999年に登場した三菱オリジナルの最後の代となる6代目ミニキャブがベースとなっており、i-MiEVのコンポーネンツを流用して登場したものだった。

 ただ、2021年3月にこのモデルは一旦生産を終了。一部メディアではそのまま終売という報道もなされていたが、2022年10月に再び復活。残念ながらeKクロスEVなどに搭載されている大型のバッテリーなどの搭載はなされていないが、荷室ユーティリティの向上や装備の改良がなされ、実質マイナーチェンジがなされたモデルとなった。

スズキ・エスクード

 今でこそ大人気のクロスオーバーSUVだが、その元祖の1台と言えるのが1988年に初代モデルが登場したスズキ エスクードだろう。タウンユースにも使えるライトクロカンとして登場した初代エスクードは、ラダーフレームを持つ本格派SUVでありながら、街並みにも溶け込むスタイルを纏ったモデルとして人気を博した。

 そんなエスクードだが、時代の流れの影響か2015年に登場した4代目モデルはモノコックボディを採用した前輪駆動レイアウトベースへと生まれ変わり、生産工場もハンガリーにあるマジャールスズキへと大変革を果たしたモデルとなった。

 新生エスクード、クルマとしての仕上がりの評価は高かったものの、クロスオーバーSUVブームの真っ只中にあって強力なライバルも少なくなく、2021年春を最後に一旦ハンガリーからの輸入をストップ。そのまま姿を消すかと思いきや、2022年4月にパワートレインをストロングハイブリッド仕様に一新して再登場。奇しくも国内のスズキ車としては初のストロングハイブリッド専売車となったのだった。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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