タクシーが値上げしても気にしない人だらけ! 先進化がもたらした「ザル会計」意識 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■タクシー配車アプリを利用した際の様子をリポート

■課題はあるものの、便利だと感じた

■また文明の進化ゆえ、運賃の値上げにもあまり意識が向かなかった

配車アプリの実用性の高さに驚き!

 先日テレビCMでも有名な全国展開しているビジネスホテルに泊まると、机の上に某タクシー配車アプリの案内が置いてあった。もともと興味があったのでこれを機にとQRコードを読み込み、アプリをダウンロードして登録した。ただ都内で試そうと思うと、たいがい空車のタクシーがくるのでなかなか試す機会がなかった。

 先日とある地方の大都市へ出張に行った時、ダウンロードしたアプリ配車が使えるタクシーを多く見かけ、実際に試すことができた。

 現在地(泊っているホテル)から打ち合わせ場所のホテル名を目的地として入力して配車要請すると、3分でくるとのこと。画面の地図上にはどのタクシーが迎えに来るのか、ナンバープレートの番号などが表示され、そのクルマが近づいてくるのが地図上で確認できた。しかし、近くまできたらそのタクシーが停車してしまった。するとアプリの電話機能を使い、ドライバーから連絡がきた。そこでホテル名を告げると迎えにきてくれた。

 目的地近くにくると、今度は「どこで停めましょうか」と聞いてくるので、「ホテル名を入力しましたけど……」と伝え、さらにホテル名をドライバーに告げ、無事に目的地に到着した。

 ドライバーに聞くと、乗客が入力する時はホテル名となるが、タクシー備え付けの機器には住所だけが表示され、カーナビがルート案内するが、そのナビも目的地近くで案内を終了するとのことであった。アプリ画面には補足情報の入力コーナーがあるので、そこにホテル名などを入力しないとドライバーに目的地が正確に伝わらないところは何か改善が欲しいと感じた。

 目的地に到着し、メーターを“賃走”から“支払”にして、あらかじめ登録しておいたクレジットカードでの決済終了情報がくるとそのままタクシーから降りるだけというのは、違和感があったものの「便利だなあ」と感じた。ただし、このアプリでは迎車回送料金を取られていた。これを利便性が高いからとやむを得ないものと捉えるかどうかは個々の判断に任せたい。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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