10万円単位で入れたタイヤとブレーキが秒で終わった……サーキット走行で「消耗させない」コツとは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■サーキットではタイヤやブレーキパッドの消耗が激しい

■温度管理などを行い丁寧に乗ると消耗スピードを和らげることができる

■消耗品が長持ちすればその分出費も抑えられるので効率よく走ることができる

サーキットで消耗品を労るためのコツとは

 ブレーキパッドやタイヤは通常数万キロは使えるもの。それがサーキット走行となると数時間でどちらもツルツルになってしまうこともよくある話。

 サーキット走行とはお金がかかるものではあるが、正しい使い方をすればそこまで消耗しない。そのコツは正しい状態で使うことと、連続アタックをせずに走ることなのだ。

サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法1:タイヤの空気圧を適正範囲(2.0~2.3kg/cm2)に調整すること

 タイヤがあっという間に減ってしまったという人に多いのが空気圧が高すぎる人。サーキットでは空気圧がすぐに上がる。コースイン時に2.0kg/cm2だったら、2.5kg/cm2どころか、3.0kg/cm2くらいまで上がることも普通だ。そのため予め空気圧を下げてからコースインしたいが、コースイン時に1.8kg/cm2を下まわるのは危険なので、数周走行したら空気圧を落とすようにしたい。

 タイヤ銘柄やサイズ、クルマによって適正空気圧は変わるが、とりあえずタイヤが温まった状態で2.0~2.3kg/cm2にしておくこと。空気圧が高いと接地面積が少なくなり、タイヤ表面がより熱を持ちやすくなって減りやすいからだ。

サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法2:ブレーキパッドを想定温度で使う

 ブレーキパッドにはその材質ごとに適温があり、適温から高すぎても低すぎてもパッドは急速に減る特性がある。街乗り用のパッドでサーキットを走ったら減るのは当然のこと、レース用のパッドでブレーキに負荷の少ないサーキットを走ったら、あっという間に減ってしまったということもある。

 ブレーキに負荷の少ないコースで、ローターの温度は負荷の少ないクルマで400~600℃くらい。負荷の大きいコースや、ハイパワー車、重量が2トン近いクルマになると600~800℃になると言われている。その温度を把握した上で、使うパッドを選ぶことが重要だ。また、想定温度を超えないようにクーリング走行を挟みながら走る方法もあるので、温度管理にも気を配りたい。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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