10万円単位で入れたタイヤとブレーキが秒で終わった……サーキット走行で「消耗させない」コツとは (2/2ページ)

丁寧に走ることはテクニック向上にも節約にもつながる

サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法3:まっすぐ止めて、クルッと曲がって、まっすぐ加速する

 俗に言う「タイヤを縦に使う」乗り方のこと。できるだけブレーキングはまっすぐに強く止める。そこからできるだけブレーキを残さないようにして旋回。しっかりと向きが変わりきってから、アクセルを大きく踏んで直線的に加速していく。

 逆にブレーキングからあまりブレーキをリリースせずに、タイヤをグリグリと路面に押し付けながらステアリングを切っていき、クリッピングポイントからアクセルもガンガンに踏んでいくとタイヤへの負担は凄く大きくなる。ハイパワー車ならそういった乗り方のほうがタイムが出ることもあるが、ローパワー車ではむしろ遅いというケースも多い。ここぞ一発の時以外は、オススメできない乗り方と言えよう。

サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法4:連続アタックをしないこと

 そして、一番重要なのが連続でアタックをしないこと。全開でのタイムアタックを連続でするとタイヤもパッドもどんどん温度が上がっていき、二次曲線的にさまざまな箇所への負担が増える。1周アタックしたら、1周冷やす。もしくは2周アタックしたら1周冷やすくらいのクーリングラップを入れていくことで、飛躍的にタイヤもパッドも節約することができる。

 また、クーリングを挟むことで水温やエンジン油温も抑えることができる。エンジンオイルの油温を抑えられればサーキット走行ごとにオイル交換をする必要もない。水温が抑えられえばラジエーター交換も必要ない。

 GT-RやWRXのようなハイパワー4WDは別だが、スイフトスポーツや86のようなミドルクラスなマシンなら、連続アタックをしないでクーリング走行を挟みながら走れば、スポーツラジアルタイヤとスポーツパッド1セットでサーキットを数十回は余裕で走ることができるのだ。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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