走らずともエコって凄くないか!? 大胆イメチェンした「MAZDA2」の「意識高い」っぷりに感動 (2/2ページ)

国から表彰を受けるほどの最先端素材を採用!

 そしてもうひとつの環境保全としての取り組みが、「バイオエンプラ(バイオエンジニアリングプラスチック)」の採用だ。

 このバイオエンプラは、従来の石油系プラスチックとは異なり、植物由来材料で作られている点が大きな違いとなっており、環境負荷が小さいというのが最大の特徴。

 このバイオエンプラは透明性の高い素材であるため材料着色が可能となっており、製造コストが高いというデメリットを塗装工程を省くことで解決し、従来の石油系プラスチックと同等の価格で提供することを可能としているのだ。もちろん塗装工程が不要ということは、ルーフフィルムと同じく塗装工程で発生するCO2の削減にもつながっている。

 そして材料着色とすることで、分厚い塗膜を乗せたときと同じような深みのある色合いを実現することが可能となっており、高い質感を持っている点も特徴のひとつだ。

 今回のMAZDA2では、内装のデコレーションパネルにこのバイオエンプラを用いたプラスチック部品が採用されているが、それ以外にもスポルト系グレードのグリルもこのバイオエンプラが使用されているなど、すでに大型部品にも採用が始まっているほか、じつは現在日本国内で販売されているすべてのマツダ車に何かしらバイオエンプラを使用した部品が採用されているのである。

 そして今後は、石油系プラスチックを使用しているパーツもバイオエンプラに置き換えられていくとのことで、マツダ車ユーザーは知らず知らずのうちにカーボンニュートラル化に貢献しているというワケなのだ。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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