このクルマといえばこの色! もはやほかの色が思い浮かばないレベルの車種5台 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「このクルマといえばこの色!」と多くの人の記憶に残っているモデルとカラーを紹介

■最近になって過去の名車と同じ色をまとったクルマが復活する例も出てきている

■なかにはアニメがきっかけで人気になった色も存在する

このクルマといえばやっぱりこの色でしょ!

 スタイリングや走行性能など、クルマを印象付ける要素はさまざまありますが、ボディカラーもそのひとつです。そこで、今回は「このクルマといえばこの色」という、流行を越えるマッチングを果たした5台を振り返ってみたいと思います。

伝説のスポーツモデルを演出

 まず最初は、日産の初代フェアレディZのオレンジです。オープンモデルのダットサン・フェアレディの後継である同車は、北米日産の社長であったミスターKこと片山 豊氏の企画により、当時の日産のイメージリーダーモデルとして1969年に登場しました。

 そのレーシングホモロゲーションモデルである「Z432R」に設定されたのがこの印象的なオレンジ。濃いブラウンなど、もともとビビッドで豊かな色調が展開された初代Zですが、このオレンジは生産台数わずか数十台とは思えないほどの強い印象を残しました。

 ご存じのとおり、今年1月の東京オートサロンでは、同車と新型の「カスタマイズドエディション」が並んで展示され、2台のオレンジ色がより一層クローズアップされていたのが印象的でした。

クルマじゃない、新しい乗り物の色を

 2台目はホンダ・ビートの黄色です。同車は、誰にでも手が届く二輪感覚のコミューターをコンセプトに、「ミドシップ・アミューズメント」のキャッチコピーを掲げて1991年に登場したオープン2シーター。

「クルマではない新しい乗り物」を模索したこともあってか、イメージカラーの「カーニバルイエロー」もまた近未来のコミューターらしく、どこか玩具っぽい雰囲気を醸し出しました。さらに、ゼブラ柄のシートとの相性も抜群でした。

「デザインはピニンファリーナ?」なんてウワサが絶えないビートですが、この明るく彩度の高い黄色が似合うのは、スタイルのまとまりが非常に優れていることの証といえるでしょう。


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

愛車
いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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