正直暑いです! うるさいです! 荷物が載らなかったりもします! オーナーが語るそれでもオープンカーがやめられないワケ (2/2ページ)

屋根がないからこそ体験できることがたくさん!

普段出来なかった発見がある

 停車しているときにオープンカーから上を見てみると普段出来なかった発見をすることができます。「この木にはこんな動物がいるんだ」、夜ならば「この時期はこんな星が見えるんだ」など、オープンカーの少し低い位置から座って見上げる空は新鮮な景色で、いままでになかった発見をさせてくれます。

 ただし、走行中はよそ見厳禁ですのでその点はご注意ください。

積載量が無限大になる?

 これは番外編とも言えますが、オープンにするとクローズ時に積めなかったものも積めるようになります。もちろん、安全に配慮した範囲での話ですが、長物を積んだり、縦に高さがあるものを積む時にオープンにするというオープンカーユーザーもいたりします。

 もしかしたら、似た車格のクーペやハッチバックでは困難な荷物も積めてしまうかもしれません。

もちろんデメリットもある

 と、ここまでオープンカーの魅力(⁉︎)を語ってきましたが、デメリットもあります。

 オープン機構があると積載性が限られていたり、クーペモデルより高価だったり、ボディ剛性的に不利だったり、ソフトトップ(幌)はいたずらされてしまう危険性があったり……、デメリットは挙げようと思えばそれなりに多くあります。しかし、今日でもオープンカーが販売されているということは、そんなデメリットを考えてもそれを上まわる魅力があるからだと言えるのではないでしょうか。

 オープンカーを所有していたり、過去にオープンカーを所有していた人に話を聞くと、「不便だけど気持ちいい(よかった)ねぇ~」というような回答を笑顔でして、「あばたもえくぼ」といった様子。それだけいい思い出になっているということです。

 手に入りやすい価格帯のオープンカーとして、一大ムーブメントを巻き起こしたマツダ・ロードスターや、維持費の安い軽自動車で電動オープンが楽しめるダイハツ・コペンが存在する日本は、オープンカー天国とも言えるかもしれません。

「オープンカーは気になっていたけれどなかなか一歩を踏み出せなかった……」というそこのあなた。まずは一度レンタカーや試乗車でオープンカーを体験してみてはいかがでしょうか。きっと新しい世界が広がっているはずです。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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