750馬力まで進化したブランドの象徴が間もなく消える! ベントレーがW12ツインターボの生産終了時期を発表 (2/2ページ)

22人の熟練工は今後もベントレーでエンジン製作に関わる

 このW12ツインターボの究極形が、先日発表された18台の限定モデル「バトゥール」に搭載される。

 そのスペックは、最高出力750馬力、最大トルク1000Nmと過去最強となる。

 W12ツインターボを搭載するモデルは、コンチネンタルGT、ベンテイガ、フライングスパーなど「バトゥール」以外にも存在しており、最高出力659馬力とスペックこそ若干劣るが、その受注を受け付けている。しかし、受注可能枠は残り少ないそうで、今後の受注状況によってはW12ツインターボの受注可能期間の締め切りが前倒しされる可能性もある。もし、W12ツインターボ搭載車の購入を考えているのであれば、いますぐ行動に移すことを強くおすすめする。

 ちなみに、これまでW12ツインターボをハンドメイドしていた22人の熟練工は、今後は同社のV8やV6の製作に携わることになるという。また、その生産スペースはプラグインハイブリッドモデルに搭載されるエンジンを作る現場に生まれ変わる予定だそうだ。

 ベントレーのW12ツインターボは、これまで培ってきたすべての技術を注ぎ込んで開発した究極のW12ツインターボを、限定モデルのバトゥールに搭載するという形で華々しい最後を迎える。ブランドを象徴するエンジンの生産を終了するという決断により、ひとつの時代の終焉を感じさせる発表となった。


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