左折かと思ったら急停車するタクシー! 信号が青になってからウインカーを出す右左折車! 一般道ではびこる周囲を危険に巻き込む「やめてくれ運転」4つ (2/2ページ)

路駐とスピードを出してるクルマが多い幹線道路は要注意

やりがちだけどやめてほしい

 前述のR246でも散見できるのですが、複数車線のうちで一番左の車線が「直進も左折も可」の場合、前のクルマにはまあまあ注意すべきでしょう。たとえば赤信号で停車している際、前のクルマがウインカーを出していなければ、後続車は直進するものと思うはず。で、信号が変わってさぁ発進となったタイミングでウインカー+ゆるゆるスタート。あるいは左折の先に現れた歩行者によって停車とか。

 これはリズムが合わないばかりか、モタモタしてたら自分が追突される危険すら感じます。どこかの記事で読んだのですが、ギリギリのタイミングでウインカーを出すのが「やんちゃ」で「ワイルド」な走りだと勘違いしている方もいらっしゃるとのこと。ですが、いまは脳波の測定も手軽で正確な機材があるようなので、ぜひ検査をおすすめしたいもの。

 とにかく、左折も可能なレーンを走っている際は、おつむとウインカーがスローなドライバーがいること、重々承知しておくのがよろしいかと。

ローカルルールもあるんでしょうが……

 右折レーンでもなく、道路の途中で右折してガソリンスタンドやラーメン屋さんに入るクルマ、少なくありませんよね。曲がる前から適切にウインカー出してくれたら問題ないのですが、そうでもないクルマにはヒヤヒヤしがち。

 これが複数車線のある幹線道路だったりすると、周囲のクルマもそこそこスピードを出しているので、直後のクルマが右折車を避けて隣の車線に逃げ込んでくるなどなかなかにスリリング。

 地元ドライバーなら「ははぁ、あそこのラー餃にいくな」などと前のクルマの動きを予知できそうなものですが、よそ者にとってはビックリドッキリなシーンかもしれません。かといって、左車線を走っていてもマックのドライブスルーからミサイルのように勢いよく合流してくるクルマがいたりして、息つく間もないドライブなんてことも。

 もっとも、本来クルマを安全に走らせようと思ったら、エスパー並みに予知能力を磨くことが大切かと。道路にはマナー違反なタクシー、ワイスピ気取り、あるいは年老いた父親などなど「ヒヤヒヤ」させてくれるドライバーには事欠かきません。イライラするとか、急ブレーキをかけるなんてことを避けるためにも、みなさまはくれぐれもアクティブセーフティなドライブをお楽しみくださいね!


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
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