ジワジワ年数をかけて劣化するからわかりづらい! じつは消耗品の「サスペンションまわり」の交換タイミングとヤレ具合の判断

この記事をまとめると

■サスペンションは劣化してもそれに気が付きにくい

■ショックアブソーバーやブッシュをリフレッシュしたときの効果は大きい

■走行距離や年数を目安に各部をそれぞれ交換するかどうかを検討するといい

サスペンションの寿命は外からはわかりづらい

 サスペンションというのは消耗品の塊なのだが、劣化の進みが遅くて乗っているほうも変化に気が付きにくいのと、劣化しても走りに直接問題が出ることはないので、寿命を非常に判断しにくい。その昔はフェンダーを下に押してみて、その具合でどうかな? なんてやっていたが、やったことで安心するだけで、劣化具合は実際のところわからなかった。

 とはいえ、劣化は確実に進むし、あまりにひどいと操縦安定性にも影響することから、放置するのは危険。交換するとシャキッとして気分もいい。では、どう判断するのがいいのだろうか。

 まず簡単なのは距離での管理。最近のショックアブソーバーなどは性能がいいので、10万kmぐらいはもつ。またゴム製のブッシュは乗らなくても劣化するので、こちらは距離ではなく10年を目安にするといいだろう。

 10年/10万kmの時点で点検と交換をする。そこまで走りにこだわっていないという人なら、ブッシュの潰れ具合を見てもらってダメそうなら交換するのがいいだろう。

 ただ、10年/10万kmでも大きな不具合が出ないのが最近のクルマ。そうなると、実際の走りで判断するのがいいのだが、まずショックアプソーバーの劣化はコーナーでの安定度が一番わかりやすい。市街地ならきつめのコーナー、高速道路であればゆるめのコーナーでもいいので、ステアリングを切ったときの姿勢の変化を確かめたい。

 ポイントは変化した姿勢が一発ですっと決まるかどうか。ロールしたと思ったら、反対側に揺り返すようなら寿命だ。また、高速道路やバイパスの路面継ぎ目を越えたときに、何度も上限に振られるのも劣化している可能性が高い。

 ブッシュについては、路面の凹凸に合わせてコトコト音が出たり、ガタガタするようなら劣化を疑う。こちらは、先にも紹介したように、リフトアップして直接点検すれば劣化しているかどうかはわかりやすいので、ディーラーや修理工場で見てもらうといい。

 寿命だとヒビが入っていたり、潰れて変形していたりするのですぐにわかる。ブッシュは人間で言うところの関節に入っている軟骨だけに、交換するとサスペンションの動きが滑らかになったり、乗り心地がよくなる。

 ちなみにスプリングも厳密に言うと劣化するが、よほどこだわらない限りは無交換で構わないだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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