「ガリッ!」やっちまった……のあとはどうする? クルマには「放置してもいいキズ」「すぐに直すべきキズ」があった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマをキズつけてしまった場合、すぐに直すかしばらくそのままにするか悩むことがある

■走行に支障があったり劣化の原因となったりするキズの場合は早急に直したほうがいい

■いずれのキズの場合も放っておいていいことはないのでなるべく早くに対応しよう

キズをすぐに直すべきかどうかの線引きは?

 どんなに大事にしていたって、長いことクルマに乗っていれば、どうしても壁や縁石、木の枝などに車体を擦ってしまったり、ぶつけてしまうことがある。

 クルマ好きなら小傷であっても心の傷は大きいだろうが、鈑金や修理に出すとけっこうな費用が……。できればすぐに直したほうがいいわけだが、予算やその他の都合でしばし放置しておきたいこともある。そこですぐ直したほうがいいキズと放置してもいいキズと線引きについて考えてみよう。

・バンパー

 まずはもっとも傷がつきやすいバンパーから。乗用車のバンパーはほとんど樹脂製なので、取り付けがしっかりしている状態で、変形してはみ出ていたり、ささくれて尖った部分などがなければ、急いで修理する必要はない。

 小さな傷ならコンパウンドで磨いて、タッチペンでも塗って、応急処置をしておこう。

・灯火類

 ライトやウインカーなどをぶつけた場合は、すぐに修理が必要。

 点かなかったり、光軸がずれていたり、レンズが割れてそこから光が漏れていたりするのは保安基準違反になるので、放置は厳禁。

・ガラスの飛び石

 ガラスの飛び石も早めに修理を。はじめは小さな傷であったとしても、放っておくと振動その他の影響で傷が広がり、修理不可能、ガラス一式交換、となることがあるので、即専門店に。

 ガラスに飛び石があると車検も通らなくなるので、後回しにしても修理は不可避。傷が浅いうちに直しておこう。

・タイヤサイドの傷

 縁石などにタイヤを擦ったり、強く乗り上げたりすると、タイヤのサイドウォールの一部が盛り上がったように変形することがある。これは「ピンチカット」と呼ばれ、タイヤ内部のカーカスコードが切れている状態。

 そのまま走り続けるとバーストを起こす可能性があるので、すぐに対処が必要。ピンチカットは残念ながら修理は不可能なので、タイヤ交換するしかない。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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