「たった一粒」点かないだけでアウトってマジか! LEDテールランプの「不点灯灯火」違反に要注意 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■20年くらい前にLEDのテールランプが登場して以来、現在では広く普及している

■このLEDテールランプはひと粒でも球が切れていると車検はNGと言われている

■もし切れてしまうと修理が大変なほか、場合によってはレンズごと交換になる可能性もある

いまや珍しくないLEDテールランプにまつわる噂の真相

 現在では標準仕様となった感のある「LEDテールランプ」。これが市販車に採用されだしたのは平成15年頃からで、もう20年も前になります。出始めた当初は高級車の特別な装備としてアピールされていたのを思い出しますが、それがいまや軽自動車にも採用されて、LEDではない車種を探すのが困難なほどに普及しています。

 そんなLEDテールランプですが、車検では「1球でも切れてしまっているとはじかれてしまう」なんていうウワサを耳にしたことはあるでしょうか? ここではそのウワサの真相を究明してみたいと思います。

なぜLEDテールランプが普及したのか?

 本題に入る前に、LEDテールランプがここまで普及したワケと、その特徴について触れておきたいと思います。

 LEDとは、みなさんご存じのように、通電すると発光する半導体によって電子的に光る仕組みのもので、「フィラメント」に頼らず発光できます。ひと昔前のクルマでは当たり前だった「白熱電球」は、「フィラメント」という、電気を通すと発熱して光を発する仕組みのものです。自動車に限らず電球と言えばこの「白熱電球」のことを指し、街の明かりを支えていました。

 しかし、この「白熱電球」の命である「フィラメント」というのが最大の欠点でもありました。発熱で光を発する仕組みゆえにエネルギー効率が良くないのです。さらには、極細の金属線をコイル状にしたものなので、過熱やショックで切れてしまうことがあるんです。

 そのふたつの大きな欠点を払拭してくれる存在として「LED電球」が登場し、一躍注目されるようになりました。LED電球は繊細なフィラメントを持たないので「球切れしにくい」と言われています。

 しかし、物である以上は壊れます。白熱電球と比べて20倍の寿命なんて言われたりしますが、製造誤差や使用状況などで寿命が短い固体もありますので、あんまり過信しすぎるのも禁物でしょう。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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